親馬鹿日誌:長男3歳、次男1歳

長男が3歳に、次男が1歳になりました。二人ともお誕生日おめでとう!元気ですくすく無事に成長してくれてありがとう。

二歳児と零歳児をかかえて一年間、もともと子供好きでもない私にしてはよく頑張ったと思うけれど、長男の主言語が既にドイツ語になっている事からも明らかなように、一人で孤軍奮闘していた訳では決してない。家族の協力はもとより、階下に住むC夫妻と隣家に住むS夫人には、すっかりお世話になりっぱなしだ。毎日のようにC宅を来襲し、すっかり「勝手知ったる他人の家」状態になった長男は、今では自分で冷蔵庫からヨーグルトを出す有様。一方S夫人は、毎週のように長男を散歩に連れ出してくれる。こんなに親切で子供好きな隣人達に恵まれた私達は幸運だ。折に触れて感謝を形で示す事を忘れてはならないが、結局のところ息子達が彼女らに向ける笑顔に勝るお礼などないのかもしれない。

零歳児と二歳児、どちらが純粋無垢でひたすら可愛いかと言えば、それはやはり零歳児。「ママさえいてくれれば幸福の絶頂、ママがいなくては生きていけない」と本気で信じている赤ちゃんは、手はかかるけれど無条件に可愛い。でも本当にあっという間に大きくなってしまう。長男の赤ちゃん時代も短かったけれど、次男はハイハイしたり歩いたりといった成長が長男より約一ヶ月早いので、更に短く感じる。そしてふと次男をまじまじと見つめては、「毎日見ているはずなのに、いつの間にこんなに大きくなったんだ!?」と改めて驚くのだ。

零歳児と二歳児、どちらが面白いかと言えば、それはやはり二歳児。天使になったり悪魔になったりコメディアンになったりと変わり身が激しいので、こちらも抱きしめたり叱ったり笑ったりとせわしない。最近は会話が成立するようになってきたものの、頓珍漢な受け答えが多い原因は、言語能力の未熟さだけではなく、頭の中が九割方「食べ物」と「車」で占められているせいだと思う。長男が夜中にうなされて「ペン太も食べたいのぉぉ~っ!!」などと泣き喚いた時は、気の毒だけど爆笑してしまった。「オムツの絵柄が毛虫じゃなかった」「一度切ったジャガイモがくっつかない」「鍋いっぱいのシチューが全部自分の物ではない」などという理由で癇癪を起こして号泣するのも、大人ではあり得ない。代替案を提示し懐柔を試みるも、何をやってもダメな時はダメ。それでも数分後には「ママ、抱っこ」とべそをかいているのだからまだまだ可愛いもの。そんな長男も九月からは「幼稚園」という新しい世界に羽ばたく予定。

いつも笑顔でゆとりを持って子供と接したいと思っていても、現実にはなかなか難しい。例えば外出の準備でバタバタしている時、次男は抱っこして欲しくて泣き叫び、長男はケタケタ笑いながらパジャマを便器の中に放り込み「ママ、洗うの」とほざく。こういう小事件が24時間365日体制で続くと、些細な事で頭から湯気が出っ放しになり、自分の大人気なさと忍耐力不足を痛感する日々だ。その一方で「今は人生最大のモテ期だなぁ」としみじみ思う事も頻繁にある。私の姿が見えないというだけの理由で一時間も号泣したオトコはこれまでいなかった(いたら怖いが)。食事時は、二人の子供が膝の上に縦に並んで座ったボブスレー状態で、3つの口に食べ物を放り込む(長男はもうとっくに一人で食べられるのだが、これも一種の赤ちゃん返りか)。一人で床に就いても、なぜか夜中に人口密度が増大し、朝には二歳児に首を絞められ零歳児に唇を奪われた状態で目覚める。トイレに入ろうとすると二歳児が飛び込んで来て、用を足していると零歳児が情けない声で泣きながらハイハイで近づいて来る音がする。泣き声を聞かずに洗濯物が干したい、一人でゆっくり食事がしたい、朝まで手足を伸ばして眠りたい、トイレくらい静かに入りたい・・・と思いはするけれど、実際に子供達がすっかり「ヒト」に成長したら、今の「野生の王国」時代が懐かしくなるのだろう。別に育児に限った話ではないけれど、一番大変な時が、振り返ってみれば一番充実している時なのかもしれない。
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by penguinophile | 2010-06-23 08:14 | 子供 | Trackback | Comments(10)
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Commented by akberlin at 2010-06-23 09:32
私が以前のお宅にお邪魔した当時はまだ子ペン1号くんが0歳児。バスケットに入って、まん丸いお目めで「だれー、このおぢちゃん・・・」と相方を見つめていたのを思い出します。相方の同僚で子ペン1号ペン太くんと同じ名前の人がいて、よく思い出すんですよ。今はこんなに大きくなったペン太くんにもきっとペンさまのとこの1号くんと同じ時期があったのだらふなぁ、と。
Commented by ○さん at 2010-06-23 11:36 x
息子1歳~3歳までっていうのが私も一番たいへんな時期だったかなぁ。1歳になる頃は行動範囲が広がったり言葉が発達してきたりで うちも例に漏れずトイレ訪問はあたりまえ(いまだにいつもそこにいますから)、5秒おきに「おかあさ~ん」と名前を呼ばれ・・・・
尿意も忘れて子育て、してましたよ(笑
他力本願の彼には今もなお頭を抱えていますが 甘えさせちゃっている部分が私にも無きにしも非ずなので自己を省みつつ叱咤激励しながらの毎日ですよ。
でもPinguiさんのおっしゃるように(その他大勢の子育てを経験された女性も言っております)今が一番いい時、
なんでしょうね。
さて!今日も一日 娘の不平と息子の泣き言をBGMに
がんばりましょうかねぇ~(苦笑
Commented at 2010-06-24 17:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by オミ at 2010-06-24 20:32 x
お誕生日おめでとうございます!お二人ともお誕生日がちかいんですね。いずれはお友達を招いての合同お誕生会になるのでしょうか。
長男君、数分で癇癪がおさまるなんて、素晴らしいです。うちは、3歳の頃は、ひどいと1時間くらい泣いていることもありました。いつかは、あの凄まじい癇癪も、輝いていた頃の思い出となり懐かしく思い出されるのでしょうか。まだ生々しい思い出です。
Commented by penguinophile at 2010-06-25 03:24
akberlinさま:
そうそう、今は暴走気味の長男も、あの頃はまだ自走できなかったんですよね。
私は夫を見て「こんなおじさんになっても母親にとってはやはり”可愛い”子なのだろうか」と思うことがあります。未だに成人扱いされていないという気もするし!?
Commented by penguinophile at 2010-06-25 03:44
○さんさま:
お互いまだまだ育児は先が長いですよね。
私はトイレ権は強行行使していますが、睡眠権と食事権の確保に苦労しています。日本のトイレトレーニングのアドバイスで「トイレに連れて行き親が使う様子を見せてあげましょう」と書いてあるのを読んだ時は、「どうせ毎日見てるよ!」と思いました。まぁ日本はトイレと風呂場が別だから、トイレに足を踏み入れないまま育つ赤ちゃんもいるのかもしれませんが。
何をどこまで甘えさせるべきか、正解はないんでしょうね。本人の望む限り甘えさせてあげたい気持ちもあるのですが、こちらの体力と気力との兼ね合いが・・・合計25kgを抱っこして歩くのは無理よ~。
Commented by penguinophile at 2010-06-25 03:51
鍵コメさま:
どうもありがとうございます。男の子と女の子の可愛さってやっぱりちょっと質が違うんでしょうね。
私はホメオパシーの薬はこれまで二度飲みました。一度目はお産がなかなか進まなかった時、二度目は出産後の子宮の戻りを促すためで、二度とも助産婦さんに薦められるまま飲んでしまいました。とりあえず毒にはならなかったようですが、薬になったかは不明です。
Commented by penguinophile at 2010-06-25 03:56
オミさま:
ドイツの誕生会は一大イベントらしく気が重いので、できれば合同で一度に済ませてしまいたいのですが、本人達が成長して何と言うやら・・・。
一時間の癇癪!それはうちは今のところまだありません。あまり長いと親の神経までおかしくなりそうです。今はまだまだ生々しくても、そのうち本人達と一緒に笑えるエピソードになるんでしょうね。
Commented by lechat at 2010-06-27 00:25 x
長男君と次男君、お誕生日おめでとうございます。下の子って本当に成長が早いですよね。やはり知らずのうちに上の子を見て学んでいるんでしょうね。うちも下は親が教えなくても勝手にできることが多くてびっくりします。まあ、親の関心が薄いことの裏返しかもしれないですが。。。
長男君は、もうすぐ幼稚園なのですね。どんな風に幼稚園で影響を受けて成長するかも楽しみだし、ママとしては幼稚園に行っててくれている間はほっと一息つけるというのもある意味楽しみですね。
0歳児と2歳児の同時育児のくだり、うんうんうなずきながら読ませていただきました。私も仕事をするまでは常に怒りっぱなしでした。やはり2人同時に全力をつぎ込めないから、ママは体力的にも精神的にもきついですよね。ちなみにうちも上が癇癪もちで、1時間大泣きとかザラですよ~。確かに3歳過ぎて着替えやらトイレやら一人でできることが増えて多少ラクにはなったけど、自分のこだわりがより強くなって手に負えないこともしばしば。しつけやら言葉遣いやらも気になり始めて、子どもがいくつになっても親は大変なんだわと実感しております。
Commented by penguinophile at 2010-07-03 06:23
lechatさま:
どうもありがとうございます。
確かに下の子はいろいろ上から学んでいるのかも。親も一人目ほど余裕がないからちょうどいいか!?
実は今すでに、体操教室やご近所さんとのお散歩で、午前中は長男とは別行動の日が多いんです。幼稚園が始まり、午前だけならまだしも午後も行くようになったら、昼食にいったん帰ってくるので送り迎えが一日四回もありますから、ホッと一息どころかかえって忙しくなるような気がして戦々恐々!?
そちらのお嬢さんも一時間大泣きですか!大泣きを一時間も続ける体力、ないかも、アタシ。うちは今日はジュースを開けるか否かで親子喧嘩でしたよ。「冷蔵庫に入っている飲みかけの2本を先に飲んで!」「嫌だ!」トホホ。この一年は「0歳児より2歳児の方が手がかかる!」と思う事もしばしばでした。出来る事は増えても未熟だからサポートに手間隙かかるし、意思を尊重する必要があるし、言葉は通じるのに理屈は通じない事がままあるし。
お互いまだまだ先は長いですね。先日、「お父さんお母さん、安心して!手がかかるのも25歳までだよ!」とか書いてあるTシャツを見て、ジョークだってわかってたけど笑えませんでしたわ。
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ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。


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