熱性痙攣(das Fieberkrampf)

幼稚園や保育園に通い始めた子供が頻繁に病気をするというのはよく聞きますが、これまでハナタレ小僧や咳小僧になりながらも元気に通っていた長男も、ついに今月は幼稚園を3日間病欠しました。

夜中に一緒に寝ている長男の息が浅くて速かったので、おでこに手を当ててみると、熱い。朝になって熱を測ろうとしたものの、抵抗するのでうまく測れなかったのですが、少なくとも39度はある事がわかりました。食欲もなく、そのまま寝ていた長男が、突然これまで聞いた事もないような妙な叫び声をあげたので慌てて枕元に行ったところ、なんだか慰めようがないほど脅えているような状態から、すぐに痙攣が始まりました。熱性痙攣については、ママ友から話を聞いたり育児書で読んだりして知ってはいたので、特にうろたえたりはしませんでしたが、それでもやはり我が子が白目をむいて腕を突っ張らせてピクピクしている姿を見るのは嫌なものですねぇ。幸い痙攣は1分ほどでおさまり、すぐに眠り始めたのですが、しばらくして目が覚めると今度は嘔吐。

9時に小児科が開くのを待って電話して連れて行きました。夫が車を運転してくれたのですが、彼は基本的に「病気は医者に行っても意味がない」という考えの人で、「よく寝てるからそのまま休ませておけば」とか、小児科に着いてからも「家に帰って寝てろって言われるだけだよ」などと言っていました。私も別にコンビニ受診を奨励する訳ではありませんし、些細な事で頻繁に診療所に行き待合室で病気をもらってくるのは馬鹿らしいという考え方ですが、長男が痙攣を起こしたのは今回が初めてでしたから、ただの熱性痙攣だという(希望的観測かもしれない)素人判断で済ませるには不安があったのです。そしてお医者さんの診立ては、「単なる熱性痙攣だとは思うが、もっと複雑な感染症の可能性もあるので、しばらく様子を見て、もしまた痙攣や嘔吐があったら、小児科病院に行き検査をしてもらって下さい」という、夫と私の中間(?)でした。

ちなみに長男は医者に行くのを嫌がって抵抗していたくせに、大好きな車に乗るとちょっと元気になりました。そういえば以前に魚の骨を喉にひっかけたかも?というので病院に連れて行った時も、車に乗った途端に元気になり、病院についたら看護婦さんに「うちに帰る」と言った事がありました。そして診療所では、まず体重測定を嫌がるので結局また私が抱っこして一緒に体重計に乗る羽目になり、診察時も大暴れして、両親と看護婦さんの三人に取り押さえられました・・・。次男は今のところ優等生で注射されても泣きもせず愛想がいいんですけどねぇ。

長男はその後、家に帰ってしばらく眠ったらずいぶん元気になり、その晩には熱も下がったので、病院には行かなくてすみましたが、今度発熱があったら早めに解熱剤を使った方がいいのかな、と思わされた一件でした。飲み薬ならともかく座薬だからまた激しく抵抗するだろうと想像しただけで気が重いんですが。

ちなみに、長男が痙攣を起こしたので夫を呼んだ時、ドイツ語の熱性痙攣(das Fieberkrampf)という単語を知らなかったので、咄嗟に英語でstroke(発作)という単語を使ってしまったのですが、正しくはfebrile convulsion(またはseizure)と言うようです。インターネットで熱性痙攣の事を調べていたら、「日本人は欧米人と比べ、熱性痙攣が多いことが疫学調査で明らかになっている」という記述を見かけました。本当だとしたら、蒙古斑があったり痙攣を起こしやすかったり、私達ってなんだか不思議な人種かも?
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by penguinophile | 2010-12-14 03:25 | 子供 | Trackback | Comments(6)
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Commented by ○さん at 2010-12-14 17:33 x
うちも周りから色々情報を聞いていたので息子がKrampfになったときはおろおろはしなかったけど、なったのがなにせIDEで移動中だったのでいろいろと回りに指図したり次は何、次はこれ!と切り盛りしていくのがたいへんだった~(義母の誕生日だったので病を押しての旅だったの)
私達は次の停車駅で降りる事になって(発作が起きてから20分くらいで次の停車駅だったのもラッキーでした)手持ちの座薬をすぐ投入したので息子の痙攣も熱もそのときは治まってたけど下車後、直ちに救急車にて最寄の病院へ搬送、一晩入院しました。
自宅に帰ってきてから、小児科の先生の勧めで脳などに異常がないか脳波も取りに行ってきたよ。
幼稚園の最初の年はいろんな病気を拾ってくるからお母さんには体力的にも精神的にもしんどい年になると思う。それでも今回が初めての病欠っていうんだから丈夫なもんだよ!
Commented by ○さん at 2010-12-14 17:34 x
続き~

座薬は日本だと38度5分以上は速やかに使うこと、といわれてます。それ以下のときや使いたくないときは
わきの下や足の付け根に太い血管が通っているのでそこを冷やすと血液が冷えて子供も楽になるみたいよ。
背骨を冷やすとさらに効果があるんだけど、あまり下げすぎもいけない、っていうから素人にはやっぱり判断は難しいよね。
大事に至らなくてなによりでした、病後お大事にね、
お母さんご苦労様でした。
Commented by ○さん at 2010-12-14 17:36 x
ごめん、ICEの間違いです、しつれいしました。
Commented by penguinophile at 2010-12-16 18:20
○さんさま:
どうもくわしくありがとうございます!今月は家族で順番に風邪をひいているせいでクリスマス市も行かないうちに終わっちゃいそう(--;
ICEの中で痙攣は嫌だなぁ~!それは親子ともども本当に大変でしたね。そう、救急車で搬送、というのが普通の親の反応だと思うのですが、うちのパパさんは「寝かせておけば」だし(苦笑)。子供って熱を出す時はパーッと上がるから、38.5度なんてすぐ行っちゃいそう。熱を出すのは体が戦ってる証拠だから無理に下げない方がいい、なんて話も聞くといったいどーしたらいーんだか?って感じですが、やっぱり痙攣は避けたい。わきの下や脚の付け根ね、なるほど、今度試してみます。
Commented by lechat at 2010-12-26 01:42 x
おお、なんという偶然。地球の裏側にもほぼ同時期に痙攣を起こした息子をもつママ友(?)がいたとは!うちも11月末に下の子が2度目の熱性痙攣でした。それにしても初めてなのになんたる冷静な対応、すばらしい~(ちなみにうちはママ出張中に祖母が一人で見ていた最中で、大変でした)。

ところで上記のコメントにあった座薬とは解熱剤のことと思われますが、解熱剤で一旦下げても発熱の原因がある限りまた熱が上がりその際に痙攣を起こすこともあるようなので、日本では38~38.5度を超えたら解熱剤ではなく痙攣どめの座薬(ダイアップ)を予防的に使うことが推奨されています(熱性けいれんをこれまでに2回以上起こした場合のみ)。うちは保育園にも痙攣どめを置いてもらっています。でもネットで調べたら海外では普通何もしないらしいですね。

熱を下げるのには脇の下や足の付け根を保冷剤などで冷やすといいと言われますが、実際はパジャマを着てるし、寝っ転がるとずれちゃったりするので難しいですね。うちは何もないよりマシかということで冷えピタをおでこに貼ったり、氷枕を頭の後ろに置くことにしました。お互い、再発しないことを祈りましょう。
Commented by penguinophile at 2010-12-31 23:09
lechatさま:
あららーそちらの坊やも痙攣でしたか。それはまたお疲れ様でした。いや一番気をもんでお疲れ様だったのはお祖母ちゃんかな?うちの場合冷静と言うよりむしろのんびり構え過ぎで、いつか対応が遅すぎて手遅れになりそう・・・。
インターネットで調べていたら、解熱剤を使えばいいというもんでもない、とかいう記述もあり、どうすりゃいいんだか?と思いました。痙攣止めの座薬もあるんですね。もし頻繁に起こすようになってしまったら、またお医者さんと相談しなければいけないなぁ。
先日、湯たんぽをどこに当てると効果的か書いてあるウェブページを見ていて、あぁこれって熱を下げる時と同じだなーと思いました。考えてみれば当たり前なんですが。でも確かに寝ていても動き回るから保冷材をうまく当てるのも結構難しそうですね。
本当にお互い再発しないといいですね!
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ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。


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