散髪

「子供達の髪は誰が切っているの?」と時々聞かれます。うちの場合、答えは「Oma」、つまり義母で、子供達のみならず夫や義父も義母が散髪しています。義母曰く、「私は大学生の頃から友達の髪を切っていたから、腕前はプロの美容師並みよ!」。私は長男の前髪は少し長めの方が似合うと思っているのですが、そんな嫁の希望など「(自称)プロの美容師」には馬耳東風で、義両親に会った後の長男はいつも前髪パッツン切りのまことちゃんヘア(古!)。しかも微妙に曲がっている事もままありますが、まぁ子供だからご愛嬌というか、そもそも幼児の髪を切るのは大変なので、伸び過ぎた時以外は「(自称)プロの美容師」に有難くお任せしている次第。心優しい姑としては、嫁の髪も切って息子の稼いだ金を倹約してあげたい気持ちはもちろん満々。先々月には義父の70歳の誕生日をレストランで祝った後、最寄りのバス停でIKEAの工作バサミを振りかざしながら「あなたの髪も切ってあげるわよ!どう!?」と申し出て下さいましたが、婚家の家風に染まりきれない不出来な嫁のワタクシは、丁重に辞退させていただきました。

そんな私は先週末、義両親としばらく会う予定がないのを見計らってこっそり伸び放題のボサボサ頭についに耐えかね、髪を切りました。行き先は、以前に日本人駐在奥様が数軒体当たりで調査した結果、唯一合格点が出た美容院です。二度目ですが、前回お願いしたグラマラスAnnaお姉さんは空いておらず、Beateおばさんが担当してくれました。美容院で希望する髪型にしてもらうのは結構難しくて、日本人の髪を扱いなれた日本人美容師さんに日本語で説明しても「こんなハズでは・・・しばらく外に出たくない、人に会いたくない・・・」という結果になる事もありますよね。趣味の合う腕のいい美容師さんに巡り会うまで美容院を転々とした経験がある人も多いのでは?ましてここは外国、そしていつまでもドイツ語のつたない私は、せめてイメージ画像をプリントアウトしていきました。

日本でシャンプーしてもらった際には、椅子ごと倒れて寝姿勢になったように記憶しているのですが、今回行った美容院では、座ったまま頭だけを後ろに倒し上を向いた体勢で洗ってもらいました。また、ブローの時は逆に座ったまま上半身を前に倒して顔を膝につけた体勢に。ちなみに「シャンプー、カット、ブロー」はドイツ語で「Waschen, Schneiden, Föhnen」と言います。Föhnという単語はドライヤーの商標らしいので、商標が普通名詞化した「セロテープ」のような事例かもしれませんが、そもそもder Föhnは気象用語「フェーン現象」の語源だそうです。

Beateおばさんが、バランスを見ながら真剣に悩みながら頑張ってくれた甲斐があって、ちゃんと納得できる(外出可能な)髪型に仕上がりました。と言ってもイメージ画像にあった「ひし形シルエット」では全くありませんが、これはむしろ「やっぱりもう少し短く!」などと途中で言い出した私に原因があるでしょう。さっぱりショートになって首元も涼しげ・・・ってもうすぐ秋なのに寒いかも?(笑)
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by penguinophile | 2011-08-24 00:08 | 徒然 | Trackback | Comments(6)
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Commented by toramutti at 2011-08-24 20:21
ラッキーなことに、ベトナム男子カーン君という技術者にめぐりあり、それ以来、美容院で悩むことがなくなりました。お値段は高い、はっきりいって、ひっじょうに高いですが、それでもね。。
アジア人の髪質を知っているということと、やはり、段違いに技術が上です。近かったらご紹介するのに。。あ、お義母様に「無駄遣いよ」っておこられちゃうかしらん。
Commented by penguinophile at 2011-08-26 15:57
toramuttiさま:
ベトナム男子、ご紹介頂きたいものですわー。私の行ったところも、激安美容院に比べると高いですが、鏡を見る度に暗い気分になるのはイヤ。義母にとっては「美容師に金を払う=無駄遣い」ですから、次に会った時は何を言われるやら(--;。
Commented by M at 2011-08-27 15:41 x
外国で床屋に行くのは最も敷居の高いことの一つですよね〜。
うちにいた中国人はそれでも日本の床屋に行っていたようで、かなり感心しました。少しだけ英語の分かるスタッフがいたらしく、その人に毎度切ってもらってたそうです。

ちなみに中国の散髪代は10元とか20元(200円とか300円)だそうです。かなり前ですが、中国の田舎のほうに滞在していた先輩が行っていた床屋では何と1元だったとか。その話をこないだの会議で知り合いの中国人に聞いてみると、田舎ならあり得る話だと(笑)。物価は基本的に日本の5分の1くらいでしたが、床屋代の差が一番大きいような気がする。(土地だけはバブルで日本と大差ないようでした)
Commented by MOMO at 2011-08-28 20:26 x
MOMOとペンギンさんは、あの撫子組みの中でも髪が長かったと記憶しておりますが・・・切っちゃて、ショートなんだ~。
ライオンMOMOは相変わらず、長髪をなびかせております。
長いと、一年に一度、美容院に行くか行かないかですむという利点もあるんですよ~。
Commented by penguinophile at 2011-08-31 22:20
Mさま:
首都圏なら中国人の美容師さんがいそうなものですが。私の場合、デュッセルドルフには日本人美容師さんがいますが、散髪のためにそこまで行く気力がない・・・。
土地代が大差ないのに散髪が20円というのはなんだかスゴイ(笑)。もっとも技術料だから価格はあってないようなものというか、「数千円もする方がおかしい」と言われればそんな気もしちゃいますけどね。
Commented by penguinophile at 2011-08-31 22:22
MOMOさま:
そうそう、ある程度の長さがあると、カットに失敗してもごまかしやすいし、美容院に頻繁に通わずにすむので、便利ではあるんですよ。でも基本的にはショートの方が好きなんで、「たまにバッサリ、その後ボサボサ」を繰り返す羽目に(苦笑)。
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ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。


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