七五三

従妹に赤ちゃんが産まれたそうです。医学が進んだと言われる今でも、流産は身近でも結構よく聞く話なので、まずは無事に生まれてくれて何より。しかし、出産はゴールではなくスタート!今度産まれた赤ちゃんは第三子で、上の二人は3歳半と2歳前。うちも似たような状況だったからよぉ~くわかりますが、しばらくはかなり大変だと思います。うちの場合は長男のオムツが取れるのが遅かったので、オムツマンが三人になってしまい、オムツ交換だけでも大わらわ、私はたまに上の二人のオムツを取り違えていました(^^;。更に新生児は頻繁な授乳が必要だし、(赤ん坊をあやしながら)炊事、洗濯(するために地下室に行こうとすると赤ん坊はギャン泣き)、掃除(機とハイハイ競争するチビ共)、下の二人をベビーカーとバギーボードに乗せて買い物(に行けばピクルスの大瓶をスーパーの床に落として割り大惨事)や幼稚園の送迎(に行けば延々と遊びたがって泣く)、公園遊び(地べたをハイハイなんて不衛生な事、かつては考えられなかったけど、第二、三子では当たり前、大怪我さえしなけりゃもう何でもいいっす)。夫(当時は仕事が多忙で連日の深夜帰り)やお互いの家族や隣人達の協力があったからこそ何とか切り抜けられた訳ですが、とにかく生活を回すだけで手一杯でしたね。

そんなうちの子供たちもだいぶ大きくなり、今年の里帰りでは私はフライト中に映画まで観られてしまいました!前々回までは、里帰りのたびに子供が増えてますます大変になり、ほぼ一睡もできなかったのに比べると、ずいぶんラクになったなぁ~っと実感。以前は生活の全ての面で手を出し世話を焼き続けないといけなかったのが、今では目と声だけかければ自分達だけでやれる場面が増えました。現在7,5,3歳だと日本人に言うと「七五三だね!」と言われます。この機を逃すまいと、夏の日本滞在中に写真を撮ってもらいました。第一子の性別が違うとか、数え年だと既に8,6,4歳だとか、細かい事は気にしな~い。
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子供向け写真館のスタッフの皆さんはさすがにプロで、手際も良いし、何より子供達の気を引くのがうまい!次男と娘は最初ちょっと固まっていましたが、スタッフがぬいぐるみなど使って盛り上げてくれたので、とても良い笑顔が残せました(^^)。ちなみに長男は最初から「俺様オンステージ」状態で、興奮し過ぎて暴走気味でした・・・。






長男は現在、小学校2年生(日本では小1)。以前はひどい癇癪大王ぶりで、私と毎日喧嘩ばかりしていましたが、最近はすっかり落ち着きました(思春期になって再燃しない事を祈る私)。友達は多い方ではありませんがクラスに数人おり、幼稚園からの親友とは今も一番の仲良しです。最近の趣味は小説を書くことで、家でも時間があると短編をどんどん書いています。この短編は誕生祝いとか友達がうちに遊びに来るとか、子供らしくたわいない内容で、ほとんどの作品に食べ物を食べるシーンがあります(笑)。アルファベットを習い始めて1年強で、ほとんど間違いもなくすらすらドイツ語が書けるようになるなんて羨ましい限り(苦笑)。担任の先生との個人面談では、授業態度は大人しく真面目(つまり猫かぶりの内弁慶)で、学業に関しては問題なし、作業は丁寧だが遅い事がある、グループ活動より個人作業を好み、もう少し積極的に発言できると良い、と言われました。それを聞いた夫が「自分も全く同じ事を言われていたと思う」と苦笑する「蛙の子」です。顔も長男が一番パパに似ているかな。かなりの食いしん坊で、私が夕飯作りをサボってドイツ式にパン、チーズ、ハム、サラダで済ませようとすると「今日、パンとサラダ~?」と世にも悲しそうな声を出すので、手抜きでも作るようにしています(が、遅い時間に帰宅したドイツ人夫は、残しておいた料理には手をつけず、自分でサラダを作りパン、チーズ、ハムと食べたりする!)。「日本のご飯が一番美味しい」と断言する和食党?で、11月から「ママ、もうしばらくしたら、お正月の料理の準備をしてね。」と釘を刺されたので、来年のおせち料理はサボれそうもありません。自称「食べ名人」で、確かに長男はご飯の作り甲斐がある子です。

次男は現在、幼稚園年長組(日本では年中)。友達はなぜか女子が多く、誕生会に呼んでくれるのもほとんどが女子、行ってみれば他のお客様も女子ばかりで黒一点という事もしばしば。先生曰く「男子にしては乱暴でないところが、女子に気に入られるのでしょう」。来年の夏にはいよいよ小学生になるというので、小学校への申し込みや入学前健診を既に済ませました。なまじ長男がわかりやすい頭の良さを示すタイプ(あくまでも当社比)なだけに、親目線では次男はマイペースなのんびり野郎に見えがちですが、担任の先生と面談で話すと「そうか、君も別に馬鹿じゃなかったのね」と思います(^^;。以前は頭の中に蝶々が飛んでいるような感じでしたが、だいぶ地に足がついてきた模様。あれはあれで可愛かったけど、綺麗な花に気を取られて信号無視しかねない勢いで危なっかしかった・・・・・・。そんな次男を見ると夫はたまに「本当に俺の子か?」と思うようです(が、私は他に身に覚えがないので、夫の子供でしょう)。お気に入りのぬいぐるみ「くまちゃん」の世話をかいがいしく焼く、自称「ママのラブラブ星人」で、親としょっちゅうギューッと抱き合わないと「ラブラブパワーがなくなっちゃう」。

娘は日本の幼稚園なら年少未満の満三歳児。末っ子長女の特権を十分に心得た女子。ピンク、リボン、フリル、レースといった可愛い物が大好きで、マフラーがピンクではなくブルーだというだけの理由で泣く。この「女子」遺伝子はいったいどこから出てきたのやら、自他共に認める男前な性格の私には謎。入園前は「あたしも幼稚園に行きたい」と主張していたのに、いざ入園してみると「ママと一緒におうちにいたいの」とべそをかき、朝の幼稚園では母に貼り付いて「マミー!」と泣き叫び、親が帰った後はずっと先生の後を付いて歩くストーカー体質。長男と次男は登園渋りとは無縁だっただけに、私はとまどうやら後ろ髪をひかれるやら(で、なるべく早く迎えに行ってみると、今度は次男に「まだ帰りたくない!もっと遊んでいたい」とぐずられる)。そんな甘えん坊の末っ子も、徐々に幼稚園に馴染んできているようです。「幼稚園では大きいお姉ちゃん、おうちでは赤ちゃん。」自称のニックネームは恥ずかしくてここには書けませんが、まぁ要するに「赤ちゃん」という事です。

娘は昼のオムツは今年の夏に卒業し、最近までは余ったオムツを夜だけ履かせていましたが、それももう卒業しました。秋の旅行準備で「もうオムツを入れなくていいんだ!」と気付き、有難いけど何だか落ち着かない(笑)。以前にドイツの雑誌で見かけた記述では、「子供一人あたり平均4000枚、2.5歳でオムツはずれ。子供一人あたり、親は人生の約14日をオムツ交換に費やす。子供は最初の2.5年で一人当たり平均800~900kgのゴミ。ただしオムツはそのうち120kgで残りは汚物。」だそうです。うちはオムツが取れたのは、だいたい長男4歳3ヶ月、次男と娘が3歳2ヶ月と遅かったので、私は人生の2ヶ月以上を費やして2万枚近いオムツを替えたものと推定されます。オムツ交換を楽しいと感じた事がない私は、やっと解放された!と感無量。

娘がまだ赤ん坊の頃は、上の二人が一緒に遊んでいましたが、小学生になると遊びの内容が少し変わってくるのでしょうか。最近では下の二人一緒に遊んでいる間に長男は一人で物語を書いたり本を読んだり、という場面も見受けられるようになりました。もちろんまだまだ三人一緒に遊ぶ事も多いです。ヒトや動物の「パパ、ママ、赤ちゃん」になったり、段ボールを車や飛行機に見立てて「旅行」したり、玩具を並べて「町」作り、買い物ごっこ。次男が一人っ子の友達の名前を挙げ、「○○ちゃんみたいに一人は寂しい」と言った事がありますが、確かにごっこ遊びは兄弟がいる方がずっと楽しそうです。

先日、邦画「そして父になる」をDVDで観ました。赤ちゃん取り違え事件が6年後に発覚する、という内容。結婚や出産を経ても見方が変わらない映画もありますが、この映画では子供達がうちの長男と同年代、更に一方の家庭は下にあと二人子供がおり、家庭環境が似ているだけに「自分だったらどうするだろう」と考えずにはいられませんでした。母親役の台詞も、「あーこれ私も言っちゃいそう」みたいなのがあったり。親子って、血縁関係も確かに大切だけど、泣くことしかできない新生児の頃からの時間をずっと共有した重さは相当なもの。いっそ両方引き取って手元で育てたい、でもそれは相手も同じ訳で。テラスハウスで大家族のように一緒に住むのが理想的かもしれないけれど、現実にはなかなか難しいでしょうね。
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Commented by toramutti at 2014-12-11 04:56
ご無沙汰しております。

友人が、まさに同じく息子息子娘の三人子持ち。最後のおしめ交換がおわったとき、ナタリー、うちに来て、一緒に乾杯してよ、と昼酒につきあわされましたよ。
Commented by penguinophile at 2014-12-11 15:57
tramuttiさま:
ご無沙汰しております。またオルガン弾きの繁忙期が巡ってきましたね。
昼酒で乾杯したくなったご友人の気持ち、よーくわかります!子供の成長は嬉しくもあり寂しくもありですが、オムツ卒業に関しては純粋に嬉しいです。
by penguinophile | 2014-12-10 19:48 | 子供 | Trackback | Comments(2)