ストライキ

私が子供の頃は、東京でも電車やバスのストライキが時々ありましたが、いつの頃からかあまり聞かなくなったような気がします。ドイツに来てからは、たまに飛行機や電車のストの話を耳にしてはいましたが、移動が全て自転車で済むような超狭い行動範囲で生活しているため、影響を受けた経験はなく、日本に飛ぶ直前に飛行機会社がストをしていた時に肝を冷やした程度で、先日来の鉄道のストもほぼ他人事として聞き流していました。

・・・・・・が、しかし。本日(金曜日)午後、幼稚園にこんな貼り紙が・・・・・・。
「保護者各位
月曜日から無期限のストライキを実施します。再開時期に関しては、メディアで調べるか、幼稚園に電話して下さい。ご理解どうもありがとうございます。」

そもそも幼稚園がストで閉まる事も、再開に際して幼稚園から保護者への連絡がない事も、日本ではちょっと考えにくいですよね。うちの幼稚園では今年に入ってから既に1日のストライキが2回あり、賃金交渉が難航している様子は察していましたし、今回の無期限ストについてはしばらく前から話題になっていたので、別に驚きはしなかったのですが。小学校にも幼稚園にも、メーリングリストはおろか電話連絡網すらないので、「いざという時の連絡はどうするんだろう?」と以前から疑問に思っていたのですが、要するに「学校/幼稚園からは連絡しない。親が自分で勝手に調べろ。」という事だったみたい(^^;。

私などはプー太郎シュフですから、幼稚園がなくても大して困りませんが、共働きや一人親家庭で、更に祖父母の援助も受けられない場合は、上司と掛け合って子連れ通勤や在宅勤務を認めてもらったり有給休暇を取得したりと四苦八苦。万策尽きた家庭の子供は、市がまとめて保育を提供してくれるようですが、人数が限られている上、知らない先生や園児と未知の場所でいきなり終日過ごすのは、繊細な子供にはいささかハードルが高そうです。

今回のストライキは、一部の公立幼稚園のみで実施されています。公立幼稚園と私立幼稚園の職員は、同じ労働組合に属してはいるものの、給与体系は違うらしい。次男と長女が通っている幼稚園は、市立ですが職員は公務員ではなくスト権があります。これに対し、長男が通っている小学校は、教会が運営しているものの資金は税金から出ており、ほとんどの教員は地方公務員でスト権はありません。ちなみに幼稚園や学童の保育料は世帯収入によって額が違い、兄弟がいる場合も一人分しか払う必要がなく、更に就学前の一年間の保育料は無料で、兄弟がいても全員無料(要するに貧乏人の子沢山家庭には大変有難い制度なんだけど、その皺寄せで幼稚園の先生が安月給なら申し訳ないような気も)。・・・・・・というのがこれまでに私が何となく得た超いーかげんな幼稚園関連情報ですが、果たして市独自の制度なのか、州あるいはドイツ全国で同一なのかはわかりません。なにせ大学入学資格を得るまでにかかる年数が州によって違うお国ですから、旧東独では全く違うシステムです、と言われても大して驚きません。知れば知るほどわからないドイツ(^^;;。

次男と長女はStreik(ストライキ)とStreit(けんか)を混同し、先生達が殴り合うために幼稚園が休みになる、と勘違いしていたみたいです(笑)。まぁ確かに論争ではありますが、ボクシングはしないよ~。先月のストの日は、天気に恵まれたので、公園でピクニックを楽しみました↓。今回のストは1~2週間は続くらしいので、来週は公園で過ごす時間が増えそうです。
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Commented by chibininn at 2015-05-09 08:07
確かにストライキの大元はケンカみたいなものだ!ドイツ人は自分の権利を守る為にも、他人が権利を行使しているときにあまり文句言いませんよね。

ブラジルはしょっちゅうストがあるのですが、ストもお祭り騒ぎです。先日は警察官がストライキをしていたのですが、やるに事欠いて交差点を封鎖してサンバを踊っていましたよ。元々ろくに働いてないくせに更にストでその上交通渋滞を起こすなんて、もうとんでもない連中です。
Commented by penguinophile at 2015-05-10 00:04
ちびにんさま:
警官がストで交差点封鎖してサンバ!(爆)上には上がいた、っていうか日本やドイツじゃ絶対にあり得ないですよねぇ~。さすがブラジル!(←褒めてない・・・)
by penguinophile | 2015-05-09 07:31 | 徒然 | Trackback | Comments(2)