最後のランタン

私の苦手なドイツの11月。どんどん寒くなり、日が短くなり、空もどんより。あぁいっそ冬眠したい・・・と毎年必ずぼやいています。その願いが聞き届けられた訳でもないでしょうが、現在プチ家篭り中。というのも胃腸炎が絶賛家庭内蔓延中で、まずは長男による「夜中にトイレで下痢Pしながらバケツに嘔吐」というダブル新技ご披露で幕を開け、今は娘が吐きまくってダウン中。先週からほぼ毎晩「ママ~、ゲロっ吐きそう~」という超情けない訴えで夜中に飛び起きています。これだから「ウイルスが兄妹を一巡してから、汚物処理と看病疲れと家篭りで抵抗力の落ちた母が感染」というパターンが多いんですよね(--;。

それでも思い切って(無謀にも?)先週末はギムナジウムの一般公開を覗きに行きました。
・5年生で入学したら英語のみならずラテン語も必修。8?年生からはフランス語または古代ギリシア語を選択。
・入学時のクラス分けは、プライベートで楽器を習っていてオーケストラに参加するか否かで決まり、音楽クラスに入ったら途中で楽器をやめられない。
・・・うう~む、なんだか余りにも日本の中高とかけ離れ過ぎていて、どこから突っ込めば良いのやら・・・。小学生がラテン語、中学生が古代ギリシア語って、今はホントに21世紀か?あぁでもロボットクラブとかあるみたいだから、いちおう中世ではないのかー(早くも遠い目)。

幼稚園では聖マルタン祭(過去記事参照)の提灯行列がありました。今年、娘と作ったのはこんな提灯↓
c0076387_18413182.jpg

c0076387_18413849.jpg

c0076387_1841349.jpg

「アナとエルザがいい」「Sankt Martinも欲しい」という訳で、コンセプトが一貫しない代物が出来上がりました・・・。いいんです、どうせ日本人の宗教観は節操がないので、何でもアリ。

当日はあいにくの小雨日和でしたが、暗くなる頃に提灯を持って集合し、歌いながら住宅街を一周しました。そういえば去年までは「本来この幼稚園は宗教色のない市立幼稚園で、聖マルタンはカトリックの行事ですが、ドイツの大切な行事なのでやります!」と園長先生が宣言していましたが、今年はその先生が定年退職したせいか、特に断りがありませんでしたね。いいんです、どうせ日本人の宗教観は節操がないので、何でもアリ。むしろドイツの幼稚園で復活祭もクリスマスも祝わなくなったら、その方が文化継承面で問題があるように思います。ま、イスラム教信者の保護者がどう感じるのかは知りませんがね。
c0076387_18372596.jpg

幼稚園に戻ってからは年長さんによる聖マルタンの寸劇。強盗に身ぐるみはがれた哀れな貧者に聖マルタンが自分のマントを半分に切って分け与える、という感動物語で、子供達はかなり頑張ったらしいのですが、雨は降るわマイクと照明の調子は悪いわで、ちょっと残念な出来でした。ちなみにうちの娘は、一番人気の聖マルタンは諦めて、他に誰もやりたがらない貧者役に立候補したそうです。身ぐるみはがれたハズなのに、ペンギンの帽子を被りアンペルマンの交通安全ベストを着た貧者(^^;;;。
c0076387_18373159.jpg

うちの幼稚園では、提灯行列の後に温かいカボチャのスープを食べるのが恒例です。前日の午後は材料を切るお手伝いをしました。幼稚園には小さいナイフしか置いておらず去年は苦労したのを覚えていたので、今年はマイ包丁を持参して先生や他のママさんに一目置かれました(いやドン引きされた?)。一時間あまり黙々と作業してカボチャを6個解体したら、指にマメが出来た(^^;。玉葱、人参、ジャガイモ、ポワロ葱を入れたポタージュスープは、長男いわく「ベビーフードみたい」。た、確かに。濃くて塩味がほとんどしないせいか。

長男が入園してから7年間、毎年幼稚園で提灯を作り続けて来ましたが、娘が来年には卒園なので、もう終わり。来年はもしお天気が良ければ、これまで作った提灯を持って、町主催の提灯行列に参加する事でしょう。
[PR]
トラックバックURL : http://pygoscelis.exblog.jp/tb/26167696
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Nao at 2016-11-30 15:49 x
三児母つながりのNaoです。ギムナジウムにおける言語は住んでいる地域/学校によっても違いますね〜。私が住んでいる地域/長男の学校では、まず5年生から英語(すごい驚異のテンポで進んでいきます…)、6年生でフランス語かラテン語、8年生からは理数系に行くか、文系に行くかで、テクニカルな授業か、語学か(スペイン語)を選べます、我が地域でもラテンが必須という学校もたまにあります。ドイツ語の文法なんて相当難しくなるので、パパママ両方座って長男に説明してますよ!
Commented by penguinophile at 2016-12-03 09:29
Naoさま:
やっぱり今ではラテン語が必修の学校は減っているんでしょうね。しかしそちらも6年生で第二外国語ですかー。一般公開で学校を回りながら「私が教えられるのは英語だけだな」なんて思っていましたが、驚異的テンポで進んだらそれすら怪しいです。ドイツ語文法なんて絶対に説明できない自信がありますよ、四年生の今でも既に間違いが指摘できませんから。幸か不幸か教育ママにはなるのは能力的に不可能です~。
by penguinophile | 2016-11-21 18:43 | 子供 | Trackback | Comments(2)