江戸っ子的独逸田舎町生活

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Würzburg

先日、子供が生まれてから初めて、夫婦二人で二泊三日の旅行に行きました。実はいわば棚から牡丹餅旅行でして、夫が業界誌の「読者&パートナーを本誌40周年記念ガラディナー&ホテル一泊ご招待!」懸賞で当てたからです。行き先はWürzburg Wikipedia日本語版はこちら)。予備知識ゼロで行きましたが、ユネスコ世界遺産もあり、なかなか素敵な町でした。人口は12万人余と私の住んでいる町と同規模ですが、観光やビジネスで訪れる人が多いせいか、もっと都会の印象。路面電車も走ってるし(←これが都会の基準と言うのも我ながらかなりどうかと思うが)。
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Würzburg出身で日本でも有名な人は、シーボルトとレントゲンでしょうか。以下、市内観光案内パンフを参考に書いています。

到着してからディナーまで少し時間があったので、町を少し散策。
市庁舎(Rathaus)↓
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1945年3月の空襲後の様子が展示された部屋があります。模型の建物にほとんど屋根がないので、最初に見た時は「屋根ナシ模型なのかな?」と思ったのですが、中心部の90%が破壊される絨毯爆撃を受けた結果、そうなってしまったそうです。

旧マイン橋(Alte Mainbrücke)↓
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聖人像が建てられた橋を渡って向かったのは、マリーエンベルク要塞(Festung Marienberg)↓
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元々はケルト人の避難所で、13世紀から18世紀までは領主司教(Fürstbischof)の居館。建物の中には入りませんでしたが、いろいろな時代の建物が混じってる印象。
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娘が見たら「ラプンツェルの塔!」と大喜びしそうな建物も。↓
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庭からは町が一望できます。教会が多い。そして教会の祭壇が東を向いている関係で、塔が要塞のある西側を向いて整列しているように見える。↓
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古いクレーン(Alter kranen)↓
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かつて舟の荷揚げに使われていた人力クレーン。まるでネズミの輪回しみたいな仕事、お金持ちは絶対やらなかったに違いない。
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ホテル(Maritim Hotel)で身支度を整えてディナー会場へ。招待メールに「Dresscode: Cocktail」と書いてあったので何を着て行くべきかかなり迷った結果、たまたま持っていた黒の膝丈ドレスを着て行きました。個人的には黒はあまり好きではないのですが、こういう時には無難で便利。と思うのは私だけではない、という事が会場に行ってみてよくわかりました。知り合いは一人もいない企業パーティーでしたが、スポンサーへの授賞をビデオクイズ形式に工夫してあったり、心理クイズ、詩の朗読、アクロバットブレイクダンスなどもあったりで、結構面白かったです。食事は☆付きレストランのシェフが腕を振るったそうで、前菜のスモークサーモンが肉厚で生っぽくてすっごく美味しかったです!☆☆☆
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隣の部屋に移って、デザートとカクテルを楽しみながらのダンスタイム。と書くとちょっとオシャレっぽいのですが、真夜中過ぎに提供されたのがCurrywurst(グリルソーセージのカレーケチャップがけ)というのが「いかにもドイツ!」で笑ってしまった。1時頃にホテルに戻り、就寝。翌日の朝食ビュッフェも良かったです。「ホテル=朝食ビュッフェ」と憧れている次男が見たら大喜びで大食いしそう。
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翌日、まずはレントゲン記念館(Rötgen-Gedächtnisstätte)へ。レントゲン氏の生涯に関するパネル展示と共に、X線を発見した研究室が保存してあります。↓
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開発初期のレントゲン装置って家具みたい。↓
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レントゲン氏が後のシーメンス社に書いた手紙。「貴社の製品は品質は良いが高過ぎる。今後も私と取引を続けたいでしょう?30マルクではなく20マルクで売って下さい。」ノーベル賞受賞者が脅しをちらつかせながら実験機器を値切っているあたりに親近感を覚える(笑)。↓
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(また画像が勝手に回転して戻せない!)
ユリウスシュピタール(Julisuspital)↓
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領主司教が16世紀に創設した施療院で、今は病院、老人ホーム、ワイナリーを組み合わせた財団法人。この組み合わせが興味深い。
領主司教の夏離宮。↓
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シュティフト・ハウク教会(Stifut Haug)↓
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ビュルガーシュピタール・ツム・ハイリゲン・ガイスト(Bürgerspital zum Heiligen Geist)↓
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この財団法人も老人ホーム兼ワイナリーのようでした。ちょっと面白かったのが、かつてワイン材料の葡萄をつぶすのに使っていたこの機械。受け皿の一角には、葡萄ジュースが出る穴が開いています。↓
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宮殿(Residenz)↓
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ユネスコ世界文化遺産。18世紀に建てられた領主司教の居城。中は撮影禁止だったので写真はありませんが、まぁ~バロックやらロココやらで超豪華!!!の一言でした。ツアーに加わらないと入れない部屋もあるので、言葉がわからなくても加わってみるべきかと。入口ホールは、馬車が丸ごと入って、客を降ろし、出て行けるだけの広さがあります。最も有名なのは、空襲でも壊れなかった階段室の天井フレスコ画で、当時知られていた四大陸が描かれています。Würzburg領主大司教は前述のマリーエンベルク要塞からこの宮殿に引っ越しますが、19世紀初頭には帝国代表者会議主要決議によって司教領の支配組織が解散させられます。と書いてみたものの、歴史に弱すぎる私はいまいちよくわかっとらんのですが、要するにナポレオン達に追い出されちゃったって感じ?司教はすぐ近くの建物に引っ越しましたが、庶民感覚で言えば大邸宅だけど、あの宮殿から引っ越したらみすぼらしく感じるだろうなぁ、という建物でした。

本日最後の観光、ノイミュンスター教会(Neumünster)。↓
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(建物画像が勝手に90度回転するのはひど過ぎる!)
この教会、私は正直あまり好きにはなれませんでした。Würzburgにキリスト教を伝えた宣教師キリアンが殺害された場所という事と関係あるのかもしれませんが、キリストの受難を描いた絵(打たれ、傷つけられ、十字架を運び・・・)がたくさんあり、中央に下がる十字架のキリスト像には本物の髪の毛を使ってあり。キリスト教徒ではない私は「イエス様が私の罪を背負って下さった」と有難く思う気持ちに欠けているせいか、見ていると痛々しくて辛くなってくる教会でした。

この日はちょうどクリスマス市の開始日!綺麗なイルミネーションをたくさん見られてラッキーでした♪♪♪
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定番のGlühwein(香辛料入りのホットワイン)も飲みました。↓
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夕飯は近くの郷土料理レストランWirtshaus Lämmleへ。↓
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ウェイトレスさんがDrindlという民族衣装を着ており、そういえばここはもうバイエルン州だったよな、と思い出す。そして「この服はある程度胸がないと似合わない」と改めて思うオヤジな私。

前日のホテルは満室だったので、すぐそばにある安ホテルへ。ホテルというより学生寮みたいな安普請でした(笑)。前日のホテルの目の前だったし、シャワートイレ付きダブルルームで朝食込み95ユーロだったし、たかが一泊それも寝るだけなので、まぁいいんですけどね。

翌日の午前中は、ザンクト・キリアン大聖堂(Dom St. Killian)へ。↓
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教会の柱沿いに司教達の墓石が並べられています。昔の領主司教は「司教」という宗教的な役割だけではなく、土地を統べる「領主」の役割もあったため、司教のシンボルである杖だけでなく、領主のシンボルである剣も持っています。↓
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最近の司教は領主ではないので、持っているのは杖だけ。↓
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説教台を支えているのは福音書を書いた4人。↓
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旧大学の周りを散策してから帰路につきました。↓
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私達の留守中は、義両親がうちに泊まり子供達の面倒を見てくれました。折り悪く冷凍冷蔵庫が故障してしまい、買い溜めしてあった大量の魚フライを食べ続ける羽目になったらしいです。別に私のせいじゃないけど、何だか申し訳なかったです。新しい冷蔵庫はまだ来ないので、食材はベランダに出してあります。夏じゃなくて良かった。かなり寒いので、すぐに傷むことはなさそうですが、凍るかも(^^;。

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by penguinophile | 2017-12-12 01:20 | お出かけ | Trackback | Comments(0)
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