健康診断 der Gesundheits-Check-up

昨日の朝、健康診断に行ってきました。たまたまうちのはす向かいに診療所(die Praxis)があったので、試しにそこに予約を取って行ってみました。日本の診療所には「○○医院」などという看板がデカデカとかかっていますが、ドイツではそんなものはなく、「Dr.med.○○」とかいう表札がごく控えめ~に出ているだけなので、うっかりしていると全く気付きません。私も最近までうちの目の前の診療所に気付きませんでした。

日本で調子が悪い時は、どこの病院に行くなり診療所に行くなり、自分の好みやその時の都合で決められますが、ドイツではなんだかちょっと違うみたいです。基本的にかかりつけの家庭医(der Hausarzt)があり、まずはそこに行ってから、必要なら専門医に紹介してもらう、という手順のようです。もちろん場合によっては、家庭医を通さずいきなり専門医を訪ねる事も可能なはずで、現に夫も交通事故の後はそうしていました。ちなみに診療所はどこも基本的に予約制。まぁ、緊急の場合はそんなに待たされずに済むようですが。
夫は数年前にこの町に引っ越してから、医者にかかるほどの病気をしていないし、私もこの半年で知恵熱?を一度出しただけなので、私達にはかかりつけの家庭医がありません。はす向かいの医者は、本来は内科医ですが、家庭医としての役割も果たしているらしいので、健康診断という機会に偵察してみよう、という話になりました。なにせ調子が悪くても、這ってでもたどり着けそうな距離なので。

ちなみに定期健診や予防的措置は、健康保険でカバーされるので、無料で受けられます。これに対し、治療や相談やちょっと複雑な検査を受ける場合には、四半期に一度、10ユーロ(約1500円)を払う必要があります。ただしこの10ユーロは、例えば家庭医から外科医に紹介された場合、最初の家庭医でだけ払えばOKです。
しかし、定期健診は無料と言っても、保険でカバーされるごく限られた範囲の基礎項目の定期健診をこなすだけでは、医者は全然儲からないらしく、極端に嫌がられます。実際、「10ユーロを払わないなら、うちでは診られませんから、どうぞお引取り下さい」なんて言われちゃう場合もアリ(寒~)。
実は今回も、夫が私の二日前に健診を受けた際、「10ユーロ払えば、もっと複雑な検査があれもこれもできるんだから」と説得を受け、ひと悶着あったらしい。私だったらそんな事を言われたらあっさり払ってしまいそうですが、夫はその点さすがにケチな倹約家のドイツ人、「必要もない検査にびた一文だって払うもんか」の頑固爺体制で臨み、無料健診のみを勝ち得てきた模様です。ちなみに私の時は「旦那さんと同じですね」であっさり済みました(助かった・・・)。

健康診断の予約は8:30。どうもドイツは医者だろうがお役所だろうがスーパーだろうが、開始時間も終了時間も日本より前倒しという気がします。まぁ今回は朝食抜きで行く用事なので、早い時間の方がお腹が空く前に帰ってこられていいのですが。
受付で健康診断に来た旨を言い、持参した尿を提出し、待合室で待機。その後何度か呼ばれて、血液採取、血圧測定、問診と、30分程度で終了。ちなみに血圧は80/60と自己最低記録を更新(^^;。ただしお医者さんには、「調子が悪くなければ、低い分には問題なし」と言われました。血液検査の結果は月曜日にわかるそうです。二日前に受けた夫の血液検査の結果がもう出ていて、「問題なし」と言われました。データを渡される訳でもなく、口頭で「問題なし」と言われただけで、ずいぶん簡単。
ちなみにお医者さんや看護婦さんとのやり取りは、ドイツ語と英語のちゃんぽんでした。血液採取の際、「血を見て気分が悪くなった事はありますか?」という質問をされたらしいがサッパリわからず、看護婦さんに気絶パントマイムまでやらせてしまいました(爆)。まぁこの程度は笑い話で済むし、健診程度ならカタコト&ジェスチャーで用は足せます(いやしかし相手は不自由かも)。でも本当は、医療関係は英語でも不安があり、日本人医師とお互いの母国語で誤解のないコミュニケーションに努めたいところです。でもドイツの田舎町では、そんなの夢のまた夢ですね・・・(タメイキ)。
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by penguinophile | 2006-12-10 02:33 | 徒然 | Trackback | Comments(15)
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Commented by anthonberg at 2006-12-10 05:27
1回くらい風邪ひいてみませんか?(笑)まぁ風邪くらいでは病院に行きませんから、デンマーク。電話しても『2〜3日様子を見て下さい。』だしね。(爆)それでも平均寿命も日本とさほど変わらないならいいかーと思います。でも定期検診は必要ですが、それだけなんですか…。日本のようにバリウムとか色々はないんですね。
血圧低いですね!私も低い方ですが80/60って差がないじゃないですか!(>_<) でも低い分には大丈夫って確かにですね。私は一度78/40と言う時があったのですが正常でした。
病院の問診ってうまく伝えられない事が多いですよね。私は日本でもそうだったから言葉が違うって理解出来るかな?と思います。もし本当に病気だったら、病名が理解出来ない可能性が出てきちゃいますわ。(苦笑)
Commented by nyf1403 at 2006-12-10 06:27
Dには日本人医院、日本人医者のいる医院、通訳のいる医院などあります。でもね、ドイツ語ペラの人が歯医者にかかったら、つきもしなかった通訳つきの請求をされたりとかもあるそうです。
一番いいのは、知り合いとかに「いいhausarztいない?」って紹介してもらうことかな〜。あと、婦人科もいいところをみつけておくといいですよ。こちらは、私の掛かり付けの女医さんが知っている人がいるか、質問もできますから、必要だったら言ってくださいね〜。
Commented by penguinophile at 2006-12-11 03:03
anthonbergさま:
新婚同盟と明るいケチ同盟は参加しますけど、風邪っぴき同盟は絶対ゴメンです(きっぱり)。
健診の内容は、日本で学校や会社で受けてきた内容からレントゲンを差し引いた感じかな。実は私、バリウム飲んだ事ありません。一度人間ドックを受けたんですが、胃カメラを選択したので。
血圧、そういえば上と下の差があった方がいいって聞いた事があるような・・・ちゃんと生きてるのかな、私(笑)。しかし78/40は更に低いですねぇ。
病名なんて一般的なものでも、ドイツ語はおろか英語でもわかんないですよ。医者に行く時は電子辞書必携かなぁ、と思ったり。
Commented by penguinophile at 2006-12-11 03:13
nyf1403さま:
やっぱりD市にはいるんですねー。複雑な説明が必要そうな病気にかかった際はD市まで遠征するか・・・
婦人科の件、ありがとうございます!とりあえず近所で英語で診察してもらえる女医さんを探して行ってみたら、信頼できそうな感じの方でした。癌検査をやってもらって、やっぱり女医さんの方が精神的にラクだなー、と思いましたわ。
Commented by nyf1403 at 2006-12-11 05:46
全く関係ないです。
若いコリンとルパートとケネスが、今、デンへ出かけておりますが、帰りにそちらへ寄り道するぅ〜と申しておりますんで、扉の前にたったらよろしく可愛がってやってください。あ、いつ来るかはデンの方次第です〜。
Commented by penguinophile at 2006-12-11 23:48
nyf1403さま:
きゃー♪そんなゴーカな人達に扉の前に立たれたら、否応なく誘拐しちゃいますわ♪しかも若い時代のにはお目にかかったことないし。いつもどうもありがとうございますm(..)m
Commented by nyf1403 at 2006-12-13 04:09
コ君は、本当に美しいですわ、あとル君も今とは相当違います。顔の長いのは一緒だけど。ケ君も、若いのよ。
Commented by penguinophile at 2006-12-15 01:40
nyf1403さま:
ル君も美しいお顔立ちだと思いますが、顔の長いのが一緒って(爆)
ケ君は好きだけど美しいとは思わないなぁ(←一刀両断)
Commented by ちえ at 2006-12-15 06:07 x
その1:
この辺りには、駐在の人も多いし、日系人も居るから、日本語のできるお医者さんはたくさん居ます。私も今の保険に入った時最初は家庭医をそういう日系人の先生にしていました。でも、帯状疱疹になったとき、水疱瘡と言われて何のことかわからず英語の病名の shingles もはっきり言われなかったのでよくわからず、人と話している内にそれがなんなのかやっとわかって人にうつったら大変だということになりました。その頃はまだ日本のインターネットの情報量もイマイチだったし。ということがあってから、医療関係はお医者さんが日本で教育を受けた日本人でない限り、(日系人却下)全部英語でする、わからない病名はきちんと書いてもらう、電子辞書必携にしました。
Commented by ちえ at 2006-12-15 06:07 x
その2:
という訳で、今かかっているお医者さんは全部英語のみのコミュニケーションです。で、まあそれ以降医者にかかるときにはその分野のボキャブラリーを日英両方でインターネットのメルクマニュアルを読んでボキャブラリーを増やしてから行くようにしています。それでも病名を書いてもらって、電子辞書持参で。まあ、どうせ読んどいた方がその病気に関する理解も深まるし、誤診にも対抗できるし。英語で全部やってても誤診されたこともあるぐらいだから、そこに言語ギャップが加わるとどうなることやら。だからドイツ人の英語力だってそんなにあてにはできないし、変な病気の名前なんかこっちも英語で知らないし、ドイツ語は英語よりハードル高いけどそういう間違いに陥らないように、電子辞書と病名など大事な単語は書いてもらうということで対処してください。インターネットのおかげで後からいくらでも調べるのが簡単になったんだから。
ちなみに私は胃カメラをのむ時に上が90しかなくてこれじゃできないと言われて、生理的食塩水を注入されたんだけど、それって saline なんだけど、r と l の違いが聞き取れない私は一瞬焦った。
Commented by penguinophile at 2006-12-17 04:33
ちえ さま:
そうか、ちゃんと「日本人」じゃなくて半端に「日系人」だと、それはそれで問題が起こりうるのか・・・(--;
医者に行くのに電子辞書はやはり必需品ですよね。でもドイツ語の辞書は初心者向けだからそういった用途にはイマイチ役に立ちそうもない。メルクマニュアル、参考にいたします~。
胃カメラって低血圧だとできないんだ?サリン注入されたら胃カメラどころの騒ぎじゃないっすね・・・(--;
Commented by ちゃこ at 2006-12-19 21:00 x
ぎゃはは~気絶のパントマイムが見た~い(爆)
Commented by penguinophile at 2006-12-20 01:57
ちゃこ さま:
パントマイムネタは、記事にできそうなほどたくさんあるよ。言葉が不自由だと、毎日がジェスチャー&連想ゲームなのよねー。
Commented by ちえ at 2006-12-21 03:10 x
なすちゃんにはメールしたけど、一応記録のため。
http://www.sftelephoneguide.com/guide/
このサイトは、私の住んでるサンフランシスコ近郊の日本人生活便利ガイドで、日英医療用語対比リストなど、英語を使った海外生活で役に立つ情報がちょこっと載ってます。
Commented by penguinophile at 2006-12-21 04:37
ちえ さま:
はい、どうも!結構充実してそうなページだよねー。
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ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。


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