子連れdeプラハ
先週の金曜日にチェコのプラハから戻りました。私にとっては初めて訪れる旧東側の国(東ベルリンを除く)。滞在中はお天気に恵まれ、むしろ暑いほどでした。北海は夏のイメージ、プラハは秋のイメージで荷造りしたのに、思いっきり逆で大ハズレ。そして毛穴開きっぱなし状態でドイツに戻ったら、今度はすっかり秋模様で肌寒い。お陰で息子は旅行前からのハナタレがなかなか治りません~(でも元気)。

プラハは噂にたがわず、中世の雰囲気を残した、とても美しい街でした。さっそく旅行記をアップしたい所なのですが、どこを撮っても絵になる風景に誘われ写真を撮り過ぎてしまい収集がつかない有様(^^;。そこでまずは、初の幼児連れ観光旅行の感想を書き留めておきます。

○スケジュール
1日目:ドイツ発、プラハ着
2日目:新市街、旧市街
3日目:プラハ城
4日目:ユダヤ人街
5日目:マラー・ストラナ地区
6日目:プラハ城庭園、旧市街
7日目:プラハ発、ドイツ着

幼児連れの旅行を楽しむためには、「欲張らない、焦らない」という心構えが不可欠かもしれません。私などついつい日本人小市民的根性を発揮して「せっかく来たんだから、あれもこれも全部見たい!」と思ってしまいがちですが、それだと親子共にストレスが溜まります。一番見たい場所に的を絞り、そこさえ行ければ満足、という気持ちでいた方が、満足度が高いように思います。博物館、美術館、教会、舞台などを幼児連れでゆっくりと楽しむのは所詮無理と諦めて、お散歩するだけで楽しくなれるような、町並みが美しい場所を旅行の目的地に選ぶのも良いかもしれません。そういう意味では、プラハは結構ポイントが高い旅行先でしょう。

○移動
今回の旅行は、夫の出張後に現地で合流するという形でしたから、プラハ空港までは息子と私の二人でした。ところが、旅のはじまりのケルン・ボン空港でいきなり、警察に職務質問されてしまいました・・・。どうやら幼児誘拐または実子誘拐の可能性を危惧して呼び止めたようです。二人分のパスポートを見せて事情を説明したところ納得してもらえ、めでたく無罪放免となりました。しかし、子供を連れ歩く自分は人畜無害、いやむしろ守るべき存在と見なされるものと勝手に思い込んでいたので、ちょっとショック。外国人だから疑われやすいというのもやっぱりあるでしょうね~。

プラハまでの航空券は、息子と二人で往復146.72ユーロ(約24,000円)。格安航空会社らしく、ソフトドリンクや預け入れ荷物も別料金ですが、ベビーカーの預け入れは無料だったようです。ベビーカーは、搭乗口まで使え(ただしセキュリティーチェックではいったん折り畳んで機械の中を通す)、他の預け入れ荷物と同じ場所で受け取りました。ちょっとショックだったのは、預けている間に真っ黒に汚されクリップが紛失していた事。汚れは後で洗ったら取れたから良かったようなものの、次回からは特大ビニール袋を準備しなくては!フライト時間は1時間20分ほどと短かったのですが、シートベルト着用サインや飲み物・軽食サービスでほとんど身動きが取れず、息子は案の定ぐずりました。離着陸時は、こんなベルトを渡され、親のシートベルトと8の字型につなげました。↓
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プラハの道は石畳が多いと聞いていたので、日本製の華奢なベビーカーが耐えられるか心配でしたが、細かい石畳の道で息子を抱っこした事は一度あったものの、基本的には何とか大丈夫でした。
プラハの地下鉄は、エレベーターが設置されていない駅もあり、また坂道、階段、トラムの乗り降りなど、夫と二人でベビーカーごと息子を担いだ事が日に何回もありました。重いベビーカーだったら、あるいは自分一人だったら、結構つらかったでしょう。

プラハ空港には、玩具屋さんの一角にキッズコーナーがありました。飛行機が遅れて待ち時間が長引いた私達は、大いに活用させてもらいました。↓
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○宿泊
今回は、ペンションMという宿に泊まりました。従業員の皆さんはとても親切で、息子を可愛がってくれ、私が朝食を食べられるように子守をしてくれた事さえありました。私達が泊まった部屋はこちら。↓
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このペンションの唯一の難点は、街の中心からはずれていた事です(夫の出張用務先から近かった)。もっと便利な場所に泊まっていたら、「お昼寝休憩」でいったん宿に戻ったかもしれません。まぁどうせベビーカーに乗せている時の方が簡単に寝入ったりするのですが。

宿泊や交通機関の幼児料金が無料あるいは激安なのは、社会のあり方といては正しいと思うのですが、コスト的にはむしろ追加料金を請求されても無理はない気がします。なにせ子供はうるさいし、鏡にヨーグルトで手形をつけるなど大人ではあり得ない汚し方をするし、食べ物は別に準備しなくてはならず手間がかかるし、ベビーカーは場所を取るし。経営者側から見ると、百害あって一利なし。

○食事
息子は今のところあまり食にうるさくないので、そんなに苦労せずにすんだかな~。
朝食は、ペンションで、オートミール粥、米粥、マッシュポテトなど、息子のために日替わり特別メニューを準備してくれました。親子揃って普段より豪華な朝御飯を食べていたような(^^;。
昼食は、瓶詰めのベビーフードをスーパーマーケットで買い、公園や広場のベンチで食べさせました。ベビーフードは、ドイツの商品よりレトルト臭さがなくて美味しく感じました。また、ドイツのベビーフードのたんぱく質は肉ばかりですが、魚を使った商品もありました。
夕食は、気取らないレストランに、まだ空いている早めの時間に入り、テラス席など息子が騒いでも迷惑になりにくい席に陣取りました。付け合せのパンやジャガイモの他、野菜を追加オーダーして適当に食べさせました。

ガイドブックには「水道水は基本的に飲めない」と書いてありましたが、夫が一週間飲んだけど大丈夫だったと言うので私も飲んでみたところ、特に問題ありませんでした(ちなみに胃腸は弱い方ではありません。ただしインドとモルディブでは下痢ピー経験あり)。しかし、これまで湯冷まししか飲んでいない息子に、ガイドブックで飲めないと書いてある水道水を旅行先でいきなり飲ませるのはさすがに抵抗があり・・・さりとてどのミネラルウォーターが乳幼児の胃腸に優しいのかわからず・・・結局こんな写真が貼ってある水を買って飲ませました。↓
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○トイレ
駅や街角のトイレは有料で、5~10コルナ(約35~70円)。無料で使えたのは、空港、プラハ城、国立博物館、図書館、レストラン、カフェ。おむつ交換台があったのは、空港、プラハ城、カフェルーブルの三ヵ所でした。空港に到着した際、案内所のおばさんにオムツ交換ができる場所を聞いたら「ない」と言われたのに、実はありました(--;。

○最後に
幼児連れの旅行はいろいろ制約があり気も遣いますが、世界中どこに行っても子供好きの親切な人はいるもので、通りすがりの人とちょっとした交流が楽しめたり、無茶苦茶コワモテの人が実は優しい一面を見せてくれたりと、なかなか楽しい面もあります。

楽しい旅行も終わり、無事におうちに帰って一安心。スーツケースを半分荷ほどきしたところで・・・「今日はここで寝ようかな~♪」↓
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by penguinophile | 2008-09-17 22:53 | お出かけ | Trackback | Comments(14)
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Commented by nyf1403 at 2008-09-17 23:31
おぉ、欧州内外国旅行だったんですね。
しかし、職務質問・・もしかして、サングラスしてトレンチコート着てたん?
おさしん、楽しみにしとります。
P、送りました。
Commented by duke togo at 2008-09-18 09:35 x
今回はプラハでしたか(^^)
「のだめ」に少し出てきたのですが、きれいな町並みですよね〜(って、ホントにプラハでロケしてるんだろうな(^^;;)。
プラハの水道は基本的には飲まないほうがよい、というのは意外ですね。おなかにやさしいミネラルウォーターって、なるべく軟水を探せばいいのかな。
お城とか町並みのお写真、楽しみです〜。

ところで、まあかわいい赤ちゃんね〜と通りすがりの人が寄ってきても、そんなに警戒はされないもんなんでしょうか。こっちだと(最近何かと物騒なこともあって)なかなかそうはいかないような気が。ご婦人ならいいけど、(単独行動の)おっさんだとちょっと怖いとかあるかな。
Commented by penguinophile at 2008-09-18 20:34
nyf1403さま:
P、到着いたしました~!うふふ、可愛い♪ いつもありがとうございますm(..)m。
はい、欧州内外国旅行でした。と言うか「短いフライト時間でヨーロッパに旅行できてラッキーかも」って気分でした(笑)。
そう、サングラスにトレンチコートの襟を立て、更につば広帽子を目深にかぶって・・・ませんってばっ!
Commented by penguinophile at 2008-09-18 20:53
duke togoさま:
のだめ、読んでも見てもいないけど、プラハが舞台になってたんですね。
ガイドブックの水道情報はチェコ全体に関してだったので、もしかしたらプラハは飲める、とかだったのかもしれません。

私は普段、個人情報漏れっ放しの呑気な田舎に住んでいるせいで、危険対策についてはかなりズレてだらけている可能性が大です。まぁまだ一歳児で必ず保護者が必ずそばに控えている状態なので、あんまりピリピリして性悪説を刷り込むのも悲しい気も。そもそもうちの息子の場合、知らない人がいきなり近寄ってくるというよりは、息子がデカイ目で他人を凝視するもので、相手が(しかたなく)反応する、というパターンの方が多かったりします。
声をかけられる相手が同性の方が警戒心が緩むというのはあるでしょうね。ベビーカー押して歩いてるのにヘンなオヤジにナンパされてぞっとした事とかあるし。
Commented by ちえ at 2008-09-19 14:02 x
のだめは読んだし見たけど、プラハが舞台にはなっていないです。テレビだけの子供時代の回想シーンにちょっろっと出てきて、漫画ではウィーンだったのでした。現在舞台は日本からパリに移っております。
プラハにとってもいいレストランがあったので言っといてあげれば良かったと後悔しました。母がプラハにとても行きたがっているのでそのうち連れて行ってあげてください。その節はそのレストランにも行ってね。マルタの十二人の騎士とかなんとかいう名前だったような。
私はプラハで日本大使館に勤めているという変な親父にナンパされて逃げてきました。
ところで第三帝国後のプラハになぜユダヤの遺物がそんなにたくさんきちんと残っているか知ってますか?私はそれを聞いた時真剣にぞっとしました。
プラハ懐かしいな。写真楽しみにしています。
Commented by eastwind-335 at 2008-09-20 18:24
プラハ旅行記楽しみにしてます!
子連れの移動は大変ですよね。今回はおばあちゃま(ドイツに住んでいるフランス人で日本語がペラペラ。50代後半ぐらい)と3歳ぐらいのお孫ちゃん(こちらも日本語ベラベラ)という組み合わせがいました。

今回の旅行では、ベビーカーから私を見て喜ぶ子やベンチで隣になったお嬢ちゃんは「bitte!」と自分のオモチャやおやつを私に渡してくれたり(そういう月齢なのでしょう)、そしてDBではトイレに行こうとする私をハイスピードのハイハイで追いかけてきた坊や(多分、ハイハイが楽しくてたまらない時期なのでしょう)などなど・・・。昔から郵便局などで順番待ちをしていると、言葉のままならぬ年齢の子供が膝に座ってきたので、乳幼児にとって「オモチャ」的な顔つきなのでしょう。
が、ちょっとドイツ語を話すような5歳児には「この人、何語はなしているの?どうしておかーさんはドイツ語で返事するの?」と私の当って砕けろドイツ語を見事に「この人はドイツ語話していないよ。だってワタシ何言ってるかわかんなーい」と一蹴。あはは・・・(悲哀)。
次は負けないわよっ!(って通りすがりの子供をライバル視してどうする・・・)
Commented by penguinophile at 2008-09-22 09:00
ちえさま:
母にはプラハに行くとメールしておいたのに、なぜかウィーンに行ったと思い込んでいたようです。プラハとウィーンは混同しやすいのだろうか・・・。そういえばモロッコに行ったのにモンゴルに行ったという話になっていた事もあったっけ。そして母が行きたいのはいったい・・・両方、あるいはどっちでもいいのかな(笑)。レストランは次の機会に!
Commented by penguinophile at 2008-09-22 09:15
東風さま:
温故知新旅物語、拝見しておりましてよっ!旧東独は未体験なので興味津々・・・あ、こっそり読み逃げしてないでコメント残せって?(^^;
野暮用が片付いたら旅行記をアップしたいと思ってはいますが、東風さんみたいに詳しく臨場感に溢れためになる物はとても無理です~。

ドイツに住んでいるフランス人なのに日本語がぺらぺらってなんだかすごいですね。その人達はこれから旅物語に出てくるのかしら?楽しみです。
今度もっと西方面にいらっしゃる機会があれば、うちの乳幼児のオモチャになってくださいな(←メイワク)。現在はハイハイとbitteの中間です。

5歳児に当たって砕かれちゃいましたか。トホホ。でも相手が通りすがりの子供ならまだいいじゃないですか。私は将来息子の友達に「おばちゃん、ドイツ語で話してよ」と一蹴される運命なんですから。やっぱり息子は通訳ができるようにバイリンガルになってもらわなくっちゃ!・・・って自分のドイツ語をどーにかしろって話もありますが、言語習得能力の将来性は三十路母より一歳児の方が上なので・・・。
Commented by eastwind-335 at 2008-09-23 11:11
このおばあちゃまとお孫ちゃん、通路をはさんで席がちょっと離れていたので、私自身は直接二人と話すことはなかったのですが、成田ーフランクフルトの12時間弱、坊やはやっぱり飽きてくるのか機内が明るい間は廊下を全力で走ったりしてましたよ。おばあちゃま、カンカン。でも、比較的鷹揚だったかも。機内で泣かれるのが一番困ると心得ていた感じ。ときおり、膝に乗せてフランス語の絵本を読んで聞かせ、発音を教えたりしていました。こうやって数ヶ国語を覚えていくのかもしれませんね。
Commented by penguinophile at 2008-09-25 04:11
東風さま:
あぁ、機内で会った人たちだったんですね!なにか日本にご縁があるのかな。
3歳児の長時間フライト中の行動としては、明るい間に廊下を走る程度は、まだマシなほうですよねー。まぁ走り回らさせて平気な顔をしている親はちょっとまずいかもしれませんが。
私はついさっき義母から電話で「まだしゃべらないの?あなたも日本語とドイツ語の両方で話しかけなさい!」と言われました。でもそんな事をしたら、息子は余計に混乱しそうだし、ドイツ語は私の発音を真似られたら困るので、軽~く聞き流しておきました(^^;。
Commented by MOMO at 2008-09-26 01:05 x
MOMOも本当はプラハは秋に行きたかった。なんとなく寂しい霧のイメージが似合う中世の町っていうのを期待して!!!
真夏に行きましたからね。石畳は何とかクリアしたようですね。ヨカッタ。
写真のUP,困りますよね。だて、どこも絵になる風景なんだもん。
結構、長い滞在ですね。いい写真がいっぱい撮れたのでは?
Commented by penguinophile at 2008-09-26 21:27
MOMOさま:
いちおう秋でしたけど、寂しい霧のイメージというよりカンカン夏の日差しで、北海より日焼けしたかも。まぁそれでも観光客の数は夏より少なかったのかもしれませんし、公園やテラスで食事できる気候は子連れには有難かったんですが。
プラハは本当にどこも絵になる風景ですよね。やっと野暮用が片付いたので写真を整理しようっと♪
Commented by ちゃこ at 2008-10-24 10:06 x
きゃ~~~トランクに収まってるよ(笑)可愛い♪
子供の社会(世界)の宝だから、大切にする!という姿勢がヨーロッパぽい、日本では有得ない感覚だね。
Commented by penguinophile at 2008-10-24 22:15
ちゃこさま:
この晩、息子はなかなか寝ないけど機嫌は悪くなかったので放っておいたら、そのうちここで勝手に寝てました・・・。そういえばベビーベッドに似ている(笑)

>子供の社会(世界)の宝だから、大切にする!という姿勢がヨーロッパぽい

い、いや、これはちょっとヨーロッパを美化しすぎかも(笑)。ベビーカー移動への手助けに関しては、ドイツの方が日本より勝っているのは確かだけどね。

ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。
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