2007年 01月 23日 ( 1 )

パブランチ気分

先週の大暴風(der Orkan)は、欧州各地でかなり暴れまくった模様で、ドイツでは死者11人ほど、最大風速は約200km/hを記録しました。この風速は秒速に換算すると約55m/s、ドイツは当然ながら、台風銀座の日本の基準でも猛烈な暴風と言えそうです。列車の運行は中止され、空の便も欠航続出。まる3日経った今朝になっても、デュッセルドルフのSバーン(都市高速鉄道)2路線は不通でした。

嵐の翌日の夜、夫は単身赴任先から8時間もかけてほうほうの体で帰宅しました。デュッセルドルフ~ケルン間は代替バス輸送、そして最後はローカル線の終電が終わってしまったため乗換駅の駐車場でヒッチハイク(!)。いちおう出発前にネットで交通状況を調べたそうですが、「正常に戻りつつある」という記載だけで具体的な状況はわからず、問い合わせ電話番号はもちろんつながらずで、出発してみたらこの有様。こういう時にリアルタイムで詳細な情報を流せるのが、インターネットの強みだと思うのですが、普段から遅延しまくりの鉄道会社にそんなきめ細かいサービスを期待するだけ無駄というものなんでしょうか。

さて、台風一過の秋晴れ!どころか、なんだか変わりやすいヘンな冬空の日曜日のお昼時、akberlinさんのブログで紹介されていた「シェパーズパイ」を作りました。挽肉とマッシュポテトを重ねてオーブンで焼いたこの料理、akberlinさんは「イギリスのおふくろの味」と紹介なさっています。しかし、イギリスのおふくろさんを知らない私にとっては「パブランチの味」、夫に到っては「学食の味」であります。
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あまり美味しそうに見えないのは、私の料理&写真の腕のヘッポコさ故です。美味しそうな写真とレシピは、上記リンクのakberlinさんのサイトをご覧下さいませ。私の場合、合い挽き肉を使い、余っていたマッシュルームも入れました。実はお腹が空きすぎて&美味しそうな匂いに負けて、表面の筋に焼き色が付くまで待てませんでした(^^;;。

ついでにちょっとジャガイモと挽肉のお話。
akberlinさんも書いていらっしゃる通り、ドイツやイギリスでは、ジャガイモは野菜というより主食。ですから、「肉+ジャガイモ+ご飯」という日本式の献立は、ドイツ人である夫の目には、かなり奇異にうつるらしいです(そして「コロッケは夫にとっておかずにならないのか?」と悩む私)。

挽肉は、牛、豚、合い挽きで、なぜか鶏挽肉は見たことがありません。鶏といえば、もも肉は骨付きしかないので、たまに解体作業に従事する羽目になります。そして夫に「骨なしの腿肉はないの?」と言ったら、「鶏の脚には骨がついているんだよ。」と諭された私です・・・いくら都会っ子でもそれ位は知ってます(--;。

挽肉を使った日本の子供達にも人気の料理と言えば、ハンバーグステーキ。名前から勝手にドイツのハンブルグの名物料理かと想像していたら、夫に「それはアメリカ英語」と言われてしまいました。料理自体はドイツにもあるのですが、die Frikadelleと呼ばれています。なんだかドイツっぽくない名前のような?(追記:Frikadelleは豚肉なので、「ハンバーグ」よりむしろ「肉団子」に近いかもしれません。)

以前、お肉屋さんで豚挽肉を注文したら、「こっちの方がお買い得よ~」と、別のバットに入っている挽肉を勧められました。素直にお勧めに従い、家に帰って見てみたら、なんだか妙に粘り気があるような?肉団子やハンバーグには都合がいいのかもしれませんが、炒めても団子状になってしまい、バラすのに苦労しました。どうやらこれは、das Mettと呼ばれる、生食用の豚挽肉だったようです。「豚は生で食べてはいけない」と思い込んでいた私はびっくり。と言いつつ実は一度、Mettと玉葱のみじん切りが乗っているパンを、パン屋さんで買って食べた事があります。あまり強い風味はなく、決して不味くも食べにくくもなかったのですが、なんだか妙に「肉々し~い」感じで、半分食べた段階でギブアップしてしまいました。

日本の肉食はむしろ西洋から輸入された習慣だと思いますが、それでも微妙な違いがあるものですね。そしてふと、鶏のつくねが食べたくなってみたりするのでした。
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by penguinophile | 2007-01-23 01:26 | 徒然 | Trackback | Comments(12)