2017年 10月 03日 ( 1 )

お葬式

書くといって書かないまま既に忘れそうになっていますが・・・(^^;;;
隣人が亡くなりドイツではじめて出席したお葬式の話。

日本でお通夜や告別式に出席する場合、まず気になるのが喪服とお香典。
そもそもちゃんとした喪服は持っていないのですが、「これは喪服として通用するだろう」という黒の上下は日本から引っ越した際に持って来ていたのですが・・・11年という歳月と3回の妊娠の結果、ウエストが入らなくなっていました・・・orz。幸い今年の春に展示会での仕事用に買ったスーツも黒。ビジネス向けのスーツで喪服ではありませんが、元々服装にユルいドイツならおそらく大丈夫だろう、と判断。結局、故人の身内を含め参列者は皆「とりあえず濃い目の色の服を着てきました」という雰囲気だったので、正解でした。

もう一つの懸案事項であるお香典・・・ってそもそもそんな習慣がドイツにあるのか?というレベルなんですが、私(^^;。夫に聞いてみたものの「祖母の葬式しか参加した事がないからよくわからない」という答が返ってきて、「え、いいトシしてそんなもんなの?」と思う。という訳で、社交性があり社会経験が豊かな年上のドイツ人の友人お伺いを立てたところ、以下のような返事が返ってきました。

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お悔やみカード(eine Trauerkarte)はだいたい書く。故人との関係が深かったかどうかによって、お金を添えたり添えなかったりする。親族の場合は、Urnenbestattung(火葬で骨壷に入れた場合?)以外は、リース(ein Kranz、高価)、アレンジフラワー(ein Gesteck)、または寄せ植え(ein bepflanzte Schale)を買う。うちの近所で誰かが亡くなった場合は、一人5~10ユーロ程度を集め、カードと一緒に贈る。葬式の案内状に花ではなく現金を贈るように指定してある事もある。
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故人の奥様には大変お世話になっているけれど、現金を渡したら絶対にかえって気を遣わせてしまいそうなので、結局お悔やみカードだけを贈る事にしました。夫にそれらしい文句を書かせ、家族全員が署名した後で、上下逆転している事に気付くorz。時間切れのため気付かなかったふりしてそのまま使っちまいましたー!ちなみに二軒隣の奥様は、花束を持参していました。

お葬式は墓地内にある礼拝所で行われました。故人とその奥様の希望で、近しい身内と隣人だけを招いた、こじんまりした式でした。入学式でもお葬式でも、式次第ではなく賛美歌の楽譜が配られるのがドイツ式?神父さんのお説教とプロ歌手の歌を聴き、参列者で賛美歌を歌って式は終了。厳かで落ち着いたお式でした。

翌日には故人の故郷の町でお葬式があるそうで、棺はそのまま。参列者は湖畔のレストランに移動し、軽食とケーキを頂きました。そろそろお開きという頃に、故人の奥様が私のところに来て「ちょっと待って下さいね。今、残ったケーキを包んでもらってるから、子供達に持って帰ってね。」って、おいおいこの奥様、旦那様のお葬式の日にまでうちの子供達の心配をしてくれてるよ!と思わずのけぞりそうになりました。

お葬式の前に、二軒隣の奥様が「あの棺の中に故人がいる気がしない」とおっしゃっていましたが、実は私も「棺は空で、隣のおじさんは自宅でくつろいでいる」ような妙な気がしていました。故人とはあまり交流がなかっただけに、今でも道や裏庭にいるおじさんを見かけそうな気がしています。

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by penguinophile | 2017-10-03 20:05 | 徒然 | Trackback | Comments(0)