カテゴリ:言葉、亜細亜( 25 )


更年期力

↑などという日本語は聞いたことがありませんが・・・↓
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自然食品などを販売しているお店に置いてあったパンフレットです。「期」の漢字がビミョーに一画足りないのはご愛嬌(^^;。
要するに「日本人女性は、豆腐や味噌といった大豆製品に含まれるイソフラボンを多く摂取しているため、更年期が軽い。だから我が社のイソフラボン錠剤をどうぞ。」という広告です。

生粋の日本人の私としては、イソフラボンは錠剤ではなく豆腐や納豆で摂取したいところです(涙)。
納豆は、都会のアジアショップに行けば冷凍されて売っていますが、値段は3倍ほどでしょうか。日本のスーパーで特売されてるおかめ納豆が、今の私には超高級品でございますよ。家計のためには、徒歩圏内に売っていなくてかえって良かったかもしれない、とさえ思います。まぁ納豆は、ドイツ人には受け入れられないと思うので、流通していないのも無理はないと思います。
しかし豆腐は、もうちょっとまともな物を売ってもらえないものだろうか・・と思ってしまいます。健康食品としてみなされているだけに、自然食品店のみならず普通のスーパーでも、売っている事は売っています。でも明らかに、「チーズの代用品」なんですね。おそろしく硬そうな真空パックで、しかも「燻製」とか「ハーブ入り」とか書いてあります。それを「REAL TOFU」と称して販売されても、ちょっと食指が動きません。まぁ一度は試してみてもいいかな、と思っていますが。豆腐だと思わずステーキ風にすれば許せるかもしれないし、冷凍鮨よりはマシかもしれないし・・・ってあまりにも低レベルの比較だぁ~(T_T)。

実は近所のスーパーにも、ドイツブランドのアジア食品シリーズを扱うコーナーが設けられています。でもこういった「ドイツ人が扱うアジア物」は、当たりハズレが大きいように感じます。春雨やビーフンは(私にこだわりがないせいか)特に問題を感じませんが、醤油、胡麻油、日本酒は、私としては普通に使える代物ではありませんでした。醤油はもしかしたら中国風なのかもしれませんが、とにかく味が全然違いました(その後キッコーマンの小瓶を発見)。胡麻油は全く香りがありませんでした。日本酒は、口に含んだ瞬間「げっ!なんじゃこりゃ?」という味でしたから、料理用に惜しげなく使いました。不合格品(?)や、味噌など扱っていない商品は、アジアショップに行った折に調達するしかありません。

ところで、欧米人が描くアジア人女性のイメージは、今でもこのパンフレットの絵のように「細くて釣り上がった目」なんでしょうか。女優のルーシー・リューは、さしずめ「エキゾチック美女」?ドイツに来てから、「日本人というよりインド人に見える」と言われた事があります。理由は「目が細くないから」。確かに目は結構大きいですけど、こんな鼻ペチャのインド人にはお目にかかった事はございませんよ・・・。
まぁインド人は例外&論外として、普通は「中国人?」と聞かれます。日本人より中国人の方が多い場所ですから、当然だと思います。夏からずっと一緒のクラスメートでさえ、未だに私を中国人だと思っている人達がいます。まぁ遠い極東の事ですから、関心がなければ区別がつかなくても無理はありません。私自身、かなり世界地理に(も)疎いので、人様の無知無関心を批判はできません。
しかし、通りすがりにいきなり「ニイハオ!」とか声をかけてくる人は、フレンドリーなつもりなのかバカにしているつもりなのかわかりませんが、個人的にはむしろ教養のなさを露呈しているように見受けられます。そういえば、モロッコの市場を歩いていて、あちこちから「モモタロー!」と声をかけられた事がありました。誰が教えたんだか知りませんが、脱力&大爆笑しちゃいました。今度「ニイハオ!」と言われたら「桃太郎!」とでも返してみるか???(ちとヤケクソ気味かも)
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by penguinophile | 2007-02-27 03:12 | 言葉、亜細亜 | Trackback | Comments(12)

日々是修行也

本日、外は嵐です。おまけに先程から既に三度ほど瞬停しましたので、念のためロウソク、マッチ、懐中電灯の置き場所を確認しました。雷サージ以外の停電でもパソコン切った方が無難なのかなぁ?とか疑問に思いつつもネットしてる私。だってホントにすごい風の音で、ほっとかれ新妻としてはちょっと心細いのです。でも、夫はこっちの町にいたら雨が降ろうが槍が降ろうが自転車通勤なので、いくらタフなゲルマン人でもいなくてちょうど良かったかも。

さて、ドイツ語講座の学期が終わりました。来週はお休みで、再来週から一つ上のクラスを受講します。新しい先生との相性はちょっと心配ですが、これまでのクラスメートのうち何人かはまた一緒なので、最初に通い始めた時より心強いです。

私が通っている市民学校の「外国人のためのドイツ語講座」は、希望者は誰でも受けられますが、私の場合は、移民等のドイツ社会への統合を目指す政策の一環であるIntegrationskursとして受講しているため、学費の約半額が免除されています。このIntegrationkursは、ドイツ語600時間+ドイツの法律、政治、文化、歴史等に関する講義30時間で構成されており、最後に試験があります。期間は学校によると思いますが、私が通っている学校のカリキュラムでは、全て受講するのに通常2年以上かかるようです。私の現在の滞在許可は期限付きですが、将来的に無期限の滞在許可を申請する際、このコース参加と試験結果が考慮されるようです。

「試験!」と考えるとドキドキものですが、今はまだ先の話。私はこれまで200時間のドイツ語の授業を受けましたが、最初の100時間は独学でスキップしたので、カリキュラム的には既に全体の半分(300時間)まで進んだ事になります。その割には全然話せるようになってないよ~、大丈夫なのか~?(--;。

授業は基本的に、文法を中心としたテキストに沿って進められています。ドイツ語文法、はっきり言ってかなり鬱陶しい代物ですが、文法事項を理解するのは、個人的にはさほど困難ではありません。日本人は一般に教育水準が高いですから、母国語の読み書きも習った事がない生徒さんとは違い、しゃべるのは苦手だが文法はわかるという人が多いのではないでしょうか。
私の問題はむしろ「記憶力」。昨日習った文法事項をもう忘れてる、さっき辞書でひいた単語をもう忘れてる。あぁこのザル頭、誰かどうにかしてくれぇ~、って感じ。もともと暗記物は苦手で、英語もボキャ貧なのですが、年とともにますます・・・いや、これは単なる怠慢の言い訳ですね、はい。頑張ります、えぇ。トホホ~。

ドイツ語に触れた事がないというラッキーなあなたにもドイツ語文法の鬱陶しさをご理解頂くため(え?理解したくない?)、私が最近の授業で最も途方にくれた例をご紹介致しましょう。それは「形容詞の変化」です。
日本語の場合、例えば「美しい」という形容詞は、美しい対象が彼だろうが彼女だろうが本だろうが彼らだろうが、「美しい」のまま変化しません。英語でも"beautiful"で変化なし。しかしドイツ語の場合、なんと形容する対象によって形容詞の語尾が変化します。
まず、名詞の性と数によって4種類(男性、女性、中性、複数)、更に主語か目的語かといった格によって4種類(1格、2格、3格、4格)、おまけに冠詞の種類によって3種類(無冠詞、定冠詞、不定冠詞類)。つまり、一つの形容詞について、4×4×3の三次元行列(計48セル)の語尾変化(形式は-e, -er, -em, -en, -es)を頭に叩き込み、自由に取り出せるようにしないといけないわけです!
以上、わかりにくい説明で恐縮ですが、私の説明が悪いだけじゃなく、ホントにわかりにくいんですよ~(爆)。そして、いちおう規則性は皆無ではないので、いったん理解はしたものの、「覚えられない~っ」と放り出している私。いいのだろうか?・・・もちろんよくありません(涙)。

言葉が不自由だというのは、日常生活が連想ゲームとジェスチャーゲームになる、という事です(少なくとも私の場合)。だいたい5%しか聞き取れない言葉から残りを想像して「えいやっ」と行動するので、はずれる事も結構多い。コミュニケーションなので、必然的に相手も否応なしにゲームに付き合わされる事になります。ドイツ語教室なんて、全員似たり寄ったりのレベルだから、珍問答率も極めて高し。興味をお持ちの方は以下をどうぞ↓

More...連想ゲーム
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by penguinophile | 2007-01-19 02:29 | 言葉、亜細亜 | Trackback | Comments(14)

オメデタイ車と常用漢字

家の前の道に、こんな福福しい車が駐車してありました♪
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ちなみに裏側は・・・
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なにやら微妙に違いますが、言いたい事はわかるような気が(笑)。漢字って素晴らしい!
<加筆:この↑漢字、実は中国本土で使われている簡体字にあるそうです。ちえ様、ご指摘ありがとうございました。>

ところで先日、「漢字はいくつあるのか?」と聞かれ、恥ずかしながら答えられませんでした。まぁある意味、正解は「無限大」という気がしますが、それではちょっと不親切というか答になっていない気がするので、広辞苑とWikipediaで調べてみました。
常用漢字は1945字で、「一般の社会生活において使用する漢字の目安」。そのうち1006字が教育漢字(学習漢字)で、「小学校6年間のうちに学習することが文部科学省によって定められている」。

調べているうちに、またまた自分の無知&非常識を思い知る発見がありましたので、恥を忍んで書く事にいたします。常用漢字は当用漢字を元にしたものですが、そもそも当用漢字とは、「漢字の全廃を目的に全廃まで当面使用できる漢字表に掲載された1850字の漢字」。「え、漢字の全廃?」と驚いた方がいらっしゃったら、無知仲間です、ぜひコメント下さい(懇願)。

要するに、GHQの占領政策から「漢字を廃止して全部ローマ字表記にしましょう」という流れになり、まずは使える漢字を制限したらしい。えぇ?日本語を全部ローマ字で表記するって?
 ちょっとちょっと、勘弁してよぉ~
と思いました。民族アイデンティティとかの小難しい話以前に、ローマ字表記の日本語なんて生理的に気持ち悪い。勘弁されて良かった・・・。いや、常用漢字という形で影響が残っているので、完全には勘弁されていない訳ですが。

当時のアメリカの立場として、漢字廃止を望んだのは理解できます。でも、日本の知識人の一部が「漢字を廃止してローマ字を使えば、国民の知的水準が向上し、日本は発展する!」と真面目に信じていたというのが、いろんな意味でスゴイよなぁ、と思いました。
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by penguinophile | 2006-11-03 00:06 | 言葉、亜細亜 | Trackback | Comments(20)

韓国特選 焼きのり

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・・・と堂々!書いてあるペーパーナプキンでございます!(爆)

商店街を歩いていて、歩道上のワゴンに入っているこれが目に入った時は、その場で凍っちゃいました。なにせペーパーナプキンですから、パッケージの形状が海苔に似ているだけに、一瞬、
「おぉっ!ここで韓国海苔が買えるのかっ!?」
と期待しちゃったけど、思いっきりぬか喜びに終わりました・・・(T_T)。

日本人の目から見たら、結構すごいセンスのデザインだと思いません?そしてこれをガイジンさん達が膝の上に広げたり口を拭くのに使うんですよ?少なくとも私は、なんかちょっと「妙~」だと感じる。
この笑いを皆様と共有したくて、翌日わざわざカメラを持って戻り、「でも買わないよ~ん」と思いつつ、ちゃっかり盗み撮りしちまった鬼畜は、何を隠そうこのワタクシでございます。お店の人、すみません。でも同じお金を出して使うなら、半端に怪しい日本情緒が溢れるデザインより、可愛いクリスマス柄の方がいいんです、私。

この商品、まきす&カニかまぼこも描いてあるし、裏にはSUSHIと書いてあるので、鮨をイメージしているとみて間違いないでしょう。
えっ、韓国と日本の違い?そんなん、おおかたのドイツ人にとっちゃ、ほんのちっぽけな「誤差」ってもんでしょうよ。ちゃんと日本製の正しい文字を持ってきただけで「良し(マシ)」としてあげなくっちゃ、ね♪

ドイツではごくたまに漢字Tシャツを着た人を見かける事があります。
若い人なのに「翁」とか、「ねぇねぇ、意味わかってる?」という場合も多々あります。でもまぁこの程度なら、ご愛嬌と言えましょう。上下左右が合っているだけ「良し(マシ)」としましょう。
これまで一番驚いたのは、バイエルン州Neubeuern村の「スポーツショップ&午前中だけ郵便業(←ちゃんとした郵便局を設けて人を雇うほどの需要はないらしい)」のお姉さんが着ていたTシャツです。
いや、日本語はごく自然だったんですが、内容がちょっと。
「・・・ケータイからでもパソコンからでもOK!どんどん応募してねっ♪みんなからの応募を待ってるよっ♪・・・」
「・・・行方不明の4歳の女の子を探しています。特徴は・・・」

とか書いてあったのです!
これも気付いた瞬間、凍った。
気を取り直した私が「オー、ヤパーニッシュ!」とか言ったら、そのお姉さんはちょっと誇らしげな顔をしていました。「こりゃ~絶対意味わかってないな~」って感じ。
せっかくお気に入りTシャツっぽいのに、「それ、警察の行方不明幼児捜査情報よ」なんてケチつけたらなんだか気の毒だから、意味は教えませんでした。聞かれなくて良かった(ってゆーか、教えようにもドイツ語で伝えられる自信は全くない)。
それにしても、この文章はいったい・・・?インターネットから適当に引っ張ってきたのか、はたまた日本に行ったドイツ人が持って帰ったチラシからスキャンしたのか?かなりナゾ深き一品でございました。
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by penguinophile | 2006-10-20 20:48 | 言葉、亜細亜 | Trackback | Comments(8)

分解できない木

外国語を勉強する際、母国語には存在しない概念に戸惑う事はよくあります。例えば英語の冠詞(a,the)の用法に悩まされた経験がある日本人は、すごーくたくさんいるはず。ドイツ語の冠詞はもっとややこしく、性と格に応じてバリエーションあり過ぎなので、「椅子や机はモノじゃ、モノ!オスでもメスでもオカマでもないわいっ!」などと突っ込みを入れたくなる事もしばしば。でもドイツ語を勉強していて、一つだけ有難いと思うことがあります。それは表音文字のみしか使わない(しかもほとんどが英語と共通である)こと。

学校で休み時間に、ポーランドの女の子と母国語の話になりました。
 ポ「日本語は私には絵みたいに見えるわ」
 私「確かにそうかも。(「木」の絵と漢字をかいて示し)これが漢字で木を表し、kiと読むの。」
 ポ「ふうん。で、どのストロークがkで、どのストロークがiなの?」
 私「・・・・・・・・(しーん)」

いやぁ、マジに絶句しちゃいました。「そ、そうか、表音文字文化の人はそう見るのね!」みたいな。これがハングル文字だったらかなり的を射た疑問だったでしょうが、漢字は音では分けられない。それどころか、同じ「木」という漢字でも、単語によって「き」「こ」「もく」「ぼく」と読み方が変わる・・・うわ~、なんか大変。

もしも私が外国語として日本語を勉強したら、「三種類も文字を使わんと、全部ひらがなで書かんかいっ!」と突っ込みを入れたくなる事でしょう。一日本人としては「ひらがなのみでの表記は、読みにくい上に日本語の豊かさが失われてしまう」と感じますが。

こーんな難しい言語を自在に操る日本人なら、ドイツ語習得なんて御茶の子さいさ~い♪(というほど人生甘くない。)

More...お茶の子だれの子?
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by penguinophile | 2006-09-20 23:15 | 言葉、亜細亜 | Trackback | Comments(12)
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ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。


by penguinophile
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