入学式の日(後編)

8/31(木)、娘の小学校入学式。すぐ隣の幼稚園から仲良し女子グループ5人がまとめて同じクラスに入れたし、担任も去年度までお兄ちゃんがお世話になった先生でアタシの希望通りだし、お兄ちゃん達の送迎や入学前プログラムで建物だってもう知っている。緊張というよりワクワクばかり!で迎えた入学式でした。末っ子がもう小学生かぁ(しみじみ)。
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この日の私は、2時間おきにバラバラの場所へ3人を交代に送迎し、その合間に入学式に出席して幼稚園に挨拶に行き昼食を作って子供に食べさせる、とかなり忙しい予定だった。ちなみに車は長期間使わなかったせいでバッテリーが上がり動かない(まぁ車が動いてもほぼペーパードライバーなんだけど)。町はずれのショッピングセンターで、新入生がお店を回るといろいろオマケがもらえるイベントがあり、娘を連れて行きたかったが、とてもそこまで手が回らない。気合を入れて一日をスタートしようとした矢先に雨が降り出した。ワンピースを着た新入生と雨の中を自転車で一日走り回るのか・・・しかも紙製の大きなSchultüteまであるよ・・・(>_<)

そこで、困った時にいつも頼りになるお隣のS夫人に「お兄ちゃん達を学校に送る間、娘を預かってくれないか」と頼むと、快く引き受けてくれたばかりか、入学式の送迎とショッピングセンターのイベント付き添いまで申し出てくれたので、渡りに船とばかりに甘える事にする。入学式の内容については過去記事参照(リンク)。去年から宗教色がなくなったはずの学校だが、礼拝の習慣は変わらない。そして前日が半年振りの登校だった次男が、既にちゃっかり学校のコーラス隊として当たり前のような顔で歌っているのに驚く。それにしても、親も子供も先生も、スーツ姿は一人たりともいない。母親が卒園式や入学式で着るためのスーツが女性ファッション誌で取り上げられるどこかのお国とは大違いだ。入学式を終えてから、娘と幼稚園へ挨拶に行ってしばし談笑してから、迎えに来てくれたS夫人に娘を託す。

そんな訳で、その日のS夫人は「代理孫」を預かって右往左往させられていた。ショッピングセンターではたくさんのお店を回ったし、駐車場で車をこすられて警察が来るまで1時間も待たされたし、全て終わったのはもう夕方。代理孫を無事に隣宅に送り届け、やっと自宅に戻ったところで、ふと異変に気付く。終日在宅予定の夫S氏(80歳)のために準備した昼食がそのまま残っていたのだ。寝室に様子を見に行ったところ、S氏はまだベッドの中にいたのだが、何やら様子がおかしい、というか全く動かない。とにかくかかりつけの家庭医に電話するも、2週間の休暇中(さすがドイツ)。代診の先生に往診を頼むが、待合室が満員で手が離せず、救急車を呼ぶように言われる。救急隊員に続いて救急医もやってきて、S氏の死亡が確認された。しかし死因がはっきりしない。S氏は何年か前から高血圧の薬を飲んでいたが、他にこれといった持病もなかった。「死因不明→不審死の疑い」となり、警察が呼ばれる。警察はS宅を隅々まで調べあげ、S夫人に質問する。
-いったいどうして夕方まで夫の死亡に気付かなかったのか?
-S氏が昼頃まで寝ている事はよくあるし、今日は隣の子供を連れて外出していた。
S夫人の当日の行動を確認するために、第三者の証言が必要だと判断された。

そこでS夫人が行動を共にしていた娘の自宅、つまりウチのチャイムが鳴らされた。インターホンを取ったらいきなり「Kriminalpolizei」ですよ。私服刑事が身分証明として見せたのは、金属製の大きなキーホルダーみたいな物だった。たぶんコレ(リンク)。刑事さんは感じのいい若い男性で、開口一番「今日入学したのは誰?キミか!おめでとう!」と娘と握手。子供抜きで話したいと言われ、子供とぬいぐるみ軍団をまとめて寝室に放り込む。学用品の名前書きの真っ最中で散らかった部屋に人を通すのは恥ずかしかったが、犯罪捜査課の刑事ならもっとすさまじい現場を見た経験があるだろう。そして刑事さんの口から、隣宅のS氏が亡くなった事を聞かされ、今日のS夫人との接触、最後にS氏を見たのはいつか、などと尋ねられた。なにせその日はS夫人に娘を三回も預け、私自身も2時間おきの約束に追われていたから、一連の行動とその時間についてはかなり正確に話せたつもり。こういう時、ドイツ語も英語も全く出来なかったらどうなるのだろう?とふと思った。S氏の遺体は翌日、検死解剖されたらしい。死因が判明したのかは聞かなかったが、遺体はすぐに遺族に返されたから、事件性はないと判断されたのだろう。

S夫人はこの日の事を一生忘れないと思う。私はこれまで、「自宅で就寝中にぽっくり」を理想的な死に方だと思っていた。しかし、家族の立場に立ってみると、何の前触れもなく身内の死体を発見したショックも覚めやらぬうちに、自宅が殺人現場のように扱われ、自分が殺人犯のように扱われる事になる。S夫人は「Sehr unangenehm(非常に不愉快)」と表現していたが、これは確かにかなり厳しい経験で、警察に対して「80歳の普通の老人が自宅の寝床でひっそり息を引き取ったのだから、そっとしておいて欲しい」という気持ちになっても無理はない。とはいえそんな死が不審死としてきっちり調査されるのは、ドイツが豊かで平和な国だという一つの証なのかもしれない。

という訳で次回はお葬式の話。


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# by penguinophile | 2017-09-15 22:28 | 子供 | Trackback | Comments(1)

入学式の日(前編)

8月下旬にドイツに戻り、すっかり錆び付いたドイツ語に鞭打って、まずは慌てて子供達の教科書や学用品を揃える。
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こんなリストが3枚。厄介な事に、リスト上では別名だが実は同じ商品や、名前だけでは何を指すかドイツ人でもわからない物があり、文房具屋の店員さんに相談しなければミッションは達成不能。在庫切れや買い忘れで複数の店を渡り歩く羽目になり、「お客さん、昨日も来ましたよね。」「はい、実は一昨日も来たんです~(^^;。」なんて会話も。

8/30、まずは次男が3年生に進級。クラスは持ち上がりなので、懐かしい友達の輪に戻って嬉しそう。ただし先生は変わった。夫も私もほとんど知らない先生だが、去年度に教室で葡萄を踏んで転倒し、大腿骨を骨折して長期休業したという、気の毒だけど笑いを誘ってしまう話だけはちゃっかり伝わっていたりする。

次男を学校に送ってから長男のギムナジウム入学式に向かう。ドイツの学校制度については過去記事参照(リンク)。この過去記事を書いてから、多くの州でギムナジウムの年数が9年から8年に短縮された。ただし将来的にはまた9年に戻るらしいとか、いささか迷走気味の感は否めないが、制度の基本的な枠組は変わっていない。州によっては少し違うようだが、誰でも平等に行く学校は最初の4年間だけ。そして小学校4年生時の内申に基づいて進学先が振り分けられ、将来の道がかなり決まってしまうという、世にも恐ろしい制度である。敗者復活戦も不可能ではないが、例えばギムナジウムと基幹学校では、履修教科数も学習内容も違うので、後からのし上がるのはそう簡単ではない。その一方、ギムナジウムの最初の1~2年で成績がふるわないと、ドイツでは小学校から結構フツーにある再履修すら許されず退学となり、ギムナジウム以外の学校で受け入れ先を探さなくてはいけないという厳しさ。長男の場合は、学校の推薦と本人の希望が一致してギムナジウム進学が決まり、私としては大変有難かった。私の印象では、4年生のだいたい1/3程度がギムナジウム推薦をもらっていたようだ。同じ小学校からはあと二人が同じギムナジウムに進学した。さてそんなこんなで迎えた登校初日、教会で1時間の入学ミサがあっただけで、子供達はすぐ授業に行ってしまった。私達の日本滞在中に、新入生を招いての歓迎行事があったらしいが、入学当日はあんまりあっさりし過ぎて、長男の写真を撮る機会すらなかった。しょうがないのでとりあえず教会の写真だけは撮っておいた。
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学校創立はなんと西暦799年だというが、それって「鳴くよウグイス平安京」の時代じゃないか!とはいえ当時はあくまでも宗教活動の一環としての教育機関だったはずで、ギムナジウムになったのは1612年らしいが、それとて家康の時代だから、やたら古臭い・・・もとい、伝統的なギムナジウムと言えるだろう。在校生曰く「建物がハリポタの舞台みたいだと言われますが、魔法は習いません。」でもラテン語必修という事実だけで既に、私にとっては魔法の世界と大差ない。「今時ラテン語なんて」とこのギムナジウムを敬遠する親も結構いる。確かにかつて学校で習った古文や漢文が、今の私の生活で役に立っているとは言い難い。しかしもしかしたら、クラスメートの中にはそっちの進路に進んだ人がいるかもしれないし、日本の古典を理解できる日本人がいなくなるのは残念だし、私自身いつか突然「源氏物語を読みたい」と思わないとも限らない。「すぐに役に立つとは限らないけど、社会や人生を豊かにしてくれる(かもしれない)」、教養なんてそんなもんだろう。

私にとってギムナジウムは始めての経験で、勉強面でも生活面でも長男をサポートできるか甚だ疑わしい。時間割も未定なのに給食は週何回食べるか申し込めとか、午後のクラブ活動の内容も曜日も未定なのにいつ参加するか一年分を決めろとか、かなり無茶な要求に手探りで答えている有様。入学翌日には長男が「ラテン語のことわざを親に教わる」という宿題を持ち帰った。オイオイ親がラテン語を知っているのが前提かよ!と微妙に差別を受けたような気持ちになったが、お陰で私はトリビアが増えそう。例えばドイツの化粧品ブランド「ニベア」は「雪のように白い」というラテン語が起源だそうな。日本の化粧品で言えば「雪肌精」みたいな感じ?でも一般的にドイツの化粧品が美白を目指しているとも思えないので、ニベアクリーム自体が雪のように白いという意味かも。こんなトリビアも教養と言うのだろうか。

8/31、娘の小学校入学式。こちらは勝手知ったる学校なので余裕。ピッカピカの一年生と迎えた平和な朝。まさか夕方に犯罪捜査課の刑事に事情聴取を受ける事態に陥るとは、予想だにせず・・・・・・

<続く>

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# by penguinophile | 2017-09-04 17:23 | 子供 | Trackback | Comments(2)

デコ弁デビュー

これまでキャラ弁やデコ弁という世界からは無縁の、安定の昭和感あふれる弁当を提供してきた私。しかしついに娘に要求されて挑戦する羽目になった。

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作ってみると結構楽しくて、今度はキャラ弁にも挑戦してみたくなった!

・・・・・・ワケはないが、一度作ると今後もリクエストされるような気がする(^^;

ちなみに弁当箱はこちら↓

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購入時期は昭和40年代と推定されます。つまり姉と私が子供の頃に使っていたアルミ弁当箱。一周回ってレトロ可愛い?少なくともうちの女子は気に入っている。実は息子達も幼稚園時代に使わされていたという代物(中身重視で柄はあまり気にしていなかった模様)。


おととい、長男は10歳になりました。いや~よく育ちました。靴のサイズはなんと23.5センチ。それってもう日本人成人女性のサイズじゃないか。運動会でも周りの子供達より頭半分大きいから見つけやすくて便利だった(^^;。そして私もママ業10年選手になった。

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ハーフ成人式(って何だよ!)の年齢を迎えた翌日、事故発生。いや流血事件?

雨で外に出られず、家の中で騒いでいた子供達。次男が飛んで来て興奮気味に言うことには、「ぶんたのパンチで、はなこの歯が抜けた!」驚いて行ってみたら、娘は口からダラダラ流血しつつも平然、長男は悔し涙を流さんばかりの勢いで怒っていた。どうやら「泥棒と警察」ごっこで、警官(次男と娘)に取り押さえられた泥棒(長男)が必死の抵抗で繰り出したパンチが婦警(娘)の顔に命中した衝撃で、しばらく前からグラグラしていた2本の前歯(下左右1番)が抜けたらしい。「早く抜けるといいね」なんて言っていた歯だったからホッとしたが、それにしてもワイルド過ぎる。

ずいぶん人間らしくなったと思っていたのに、なんだかまだまだ動物だな、こいつら!と思った出来事でした。


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# by penguinophile | 2017-06-14 13:03 | 子供 | Trackback | Comments(0)

親馬鹿日誌:ちびペン語録「世界で一番可愛い」

ある日、次男(7歳11ヶ月)と娘(6歳1ヶ月)が目をキラキラ輝かせて言いました。

「ねぇママ、知ってる?ママが世界で一番可愛いんだよ!」

女なら一生に一度は言われてみたい(ような気がする)台詞をアラフィフになって言われるとは、人生捨てたもんじゃない!?もちろん真に受けて自分が可愛いと思い上がった訳ではありませんが、愛を感じてちょっと幸せになったワタシ。

が、しかし。
その一週間後、ホームセンターで買ったカーテンを見た次男曰く、
「このカーテンは世界で一番可愛い!」

・・・・・・つまり何かね?ワタシはホームセンターのカーテン並みに愛されているって事かね・・・・・・orz。

もうすぐ10歳の長男は、さすがに現実が見えているので、こんなぶっ飛んだ褒め言葉を聞いても苦笑しているだけです。でもたまに朝早く一人で目が覚めた時など、私の布団に潜り込んで抱きついてくる事があるので、まだまだ可愛いもんだなぁと思っています。

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# by penguinophile | 2017-06-11 17:18 | 子供 | Trackback | Comments(0)

眺めのいい部屋

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部屋というか...男子小用です(爆)。右側のやかんを傾けると水が流せます。ゴールデンウィークに行った碓氷峠「しげの屋」さんにて。ウチの男子チーム大興奮の報告を受けて(他の利用者がいない隙に)思わず激写しちまったけど、そもそものお目当てはもちろんトイレではなく「峠の力餅」。うんま~い(^^)。
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(やっぱり写真がアップロード時に勝手に回転する!どうにかならんのか~(--;)
5月初旬の軽井沢はまだ桜が咲いていたので、二回花見が出来て得した気分でした。
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地ビール
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# by penguinophile | 2017-06-07 12:45 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

運動会

先週末は小学校の運動会がありました。私達が子供の頃の運動会は秋、10月10日体育の日あたりだったと思うのですが、今は春に開催する学校が多いらしいですね。その理由を受験準備のためと聞いてビックリ。公立小学校が受験を気にして1年間の半分は行事を控えるなんて馬鹿馬鹿しい!しかも準備はほとんど授業時間内に行われるのに!・・・と思ってしまったのは、私が受験戦争のない国に慣れた浦島花子だからでしょうか。本気で受験モードの親御さんは、土曜日の塾を休ませたくないし、子供が浮き足立つのも困るのかな。

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ン十年ぶりに参加した小学校の運動会は、日の丸と君が代に始まり、花笠音頭、綱引き、騎馬戦、リレー、応援合戦、玉入れ、ソーラン節、組体操、大玉送り・・・という由緒正しきニッポンの運動会(?)で、何だか懐かしかったです。子供が二人参加していると結構出番があるので見る方も退屈しませんね。4年生の長男は、リレーの選手に選ばれて朝や放課後の練習に駆り出されていたので、転ばずに無事に走りきる事が出来てホッとしました。短距離競争は事前にタイムを計って、実力が近い人が一緒に走る「俊足は俊足どうし、鈍足は鈍足どうし競い合う」方式。大差をつけられてのビリっけつゴール常習犯だったトラウマが残る私としては、大変素晴らしい方式だと思いました!長男は大江戸天下祭、次男は花笠音頭を踊りましたが、4月から体育の授業がほとんど運動会の練習だったというだけあって、みんな振り付けも完璧でしたよ。

そして見事なまでにきちんと揃ったお遊戯(?)を見たガイジン夫いわく、

「コレをドイツの小学校でやってる光景、想像できる?」

・・・・・・できない。全くできない。想像すら出来ない。

「ドイツでは体育祭があっても個人対抗。皆で力を合わせて“赤勝て、白勝て”(←この表現だけ日本語。この日に覚えたらしい)の団体戦は絶対にあり得ない。」

先生はもちろん上級生も大会の運営にもかかわって、かなりの数のプログラムが粛々と進行して行く。

「Sehr gut organiziert.」

戦後復興とか高度成長を支えた底力はココから生まれたのだろうか・・・これからの社会ではどうなんだろう・・・とたかが運動会に妙な感慨を持つワタシ。個人主義のドイツ社会で生まれ育つ息子達にとって、非常に貴重な体験だったのは間違いありません。

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6年生の組体操を見た三匹の豚児は早速サル真似(爆)
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ブログの編集画面が新しくなったらしく、画像が勝手に回転されてしまうわ、フォントが勝手にMS明朝になるわ、意味不明の余計なタグがたくさんついちまうわ・・・ナンダコレ状態なんですが(--;;;


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# by penguinophile | 2017-06-02 12:56 | 子供 | Trackback | Comments(2)

格安SIM

ドイツでは人並みにスマホユーザーの私だが、そのままだと日本では使えないし、ローミングするとやたら高くつきそう。そこでこれまで里帰り中は、実家ではWiFiを使い、友達との待ち合わせの時は親の携帯電話を借りていた。一ヶ月程度ならそれでもさして不自由しなかったが、今回は数ヶ月と少し長めに滞在する事になり、いささか不便に感じるようになってきた。自分が不便なだけならともかく、子供達が小学校や幼稚園にいる時間に、親が連絡が取りにくい状態になるのは、どうも居心地が悪い。プリペイド携帯を新たに契約するという手もあるが、そもそも私のスマホは電器店で本体のみ購入し、電話会社から別途送られてきたSIMを挿して使っているのだから、SIMフリーに違いない。ならばこの本体に日本の格安SIMを挿せば、日本でも使えるのではなかろうか?実は去年の夏にも同じ事を考え、mineoという会社のSIMを購入してみたが、結果として使えなかった。ヘルプデスクに電話してみたが「その機種は動作保証していません」と相手にされず。私のスマホは日本の電波を拾えない機種なのかもしれないが、はっきりわかった訳ではないので、もう一度試してみたいと思い立った。

その頃たまたまSoftbankショップの前を通りかかったので事情を話してみたところ、「大型電器店に行った方がいい」という、営業意欲のカケラもない正直な回答を頂く(でも私はペッパー君と初めて日本語で会話ができたので満足!)。そこで新宿のヨドバシカメラで「格安SIM」と書いているカウンターを訪れる。実はFREETELという会社のカウンターだったらしいが、対応してくれたのはなぜかSo-netの男性で、接客より技術が得意そうなタイプ・・・というのは失礼な偏見だが、結果的にはこれで大いに助かったのだ。
私「SONYのXperiaですが、日本では発売されなかった機種です。使えるでしょうか?」
店員さん「プラチナバンドと呼ばれるBand**やBand**は無理かもしれませんが、普通のBand1やBand**は使えるんじゃないかと思います。」
私「契約する前に、実際に使えるかどうか試す事はできますか?」
店員「まぁ・・・いちおう、出来ない事は、ない・・・です。」
と歯切れの悪い答をしつつも、おもむろにSIMカードを取り出して設定してくれたら、音声通話もデータ通信もあっさり使えるようになった!素晴らしい!去年あれだけ苦労してもダメだったのに。周波数の相性なのかな。

とは言えその時は幼稚園のお迎え時間が迫っていたので、契約はせず。帰宅してから料金プランなど調べているうちに、月末より月始めに契約した方がお得かもしれないと気付き、5月になるのを待ってまたヨドバシへ。今回対応してくれたのは、研修中という札をつけたFREETELの女性。
店員さん「お客様がお持ちの機種は動作保証しておりませんので、契約しても使えないかもしれませんが、それでもよろしいですか?」
う~ん、なるほど、これが正式な対応か。去年の失敗例があるから、最初からこれを言われたら多分契約しなかっただろうけど、先日So-netのお兄さんが試させてくれたもんね~。お兄さん、ありがとう!と心の中でつぶやきつつ、契約する。契約事務手数料として約3000円を支払い、審査が終わる30分後に再訪して設定を済ますと、見事に使えるようになりました!ちなみに私が選んだのは、通話+SMS+1GBデータ通信=月1199円プラン。データ通信のみならもっと安くあがるけど、学校や幼稚園の連絡用にはやはり電話番号があった方がいい。2年縛りはないので、ドイツに戻る時に解約すればいい。

なくても何とかなるけど、使えるとやっぱり便利なケータイ。ヘビーユーザーではないので、あまり高いお金を払う気にはなれないけれど、初期費用(契約手数料、SIM発行料)約3500円+月々1200円程度なら納得です(^^)v。

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# by penguinophile | 2017-05-18 12:17 | 徒然 | Trackback | Comments(4)

間に合った

四年ぶりに日本の桜を堪能できました♪
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ドイツにも桜はあるけれど、花見の文化はありません。だから開花情報と天気予報をチェックして、日程を調整して、レジャーシートとお弁当を準備してお花見にGO!・・・というわくわく感はない。
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↑ドイツの桜。綺麗なだけに下でピクニックが出来ないのはもったいない&悔しい・・・なんて思うのはやっぱり私が日本人だからなんでしょうねぇ。
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# by penguinophile | 2017-04-10 22:40 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

CeBIT2017

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二月、三月は何かと忙しくしていましたが、そのハイライトは先週のCeBIT。ハノーファーで毎年行われているITメッセですが、今年は日本がパートナー国だったため、日本から100社以上が参加し、阿部首相とメルケル首相も視察に訪れました。現地日本人スタッフ不足から、知人の知人の知人・・・のツテを辿って田舎町に住むオバサンまで駆り出されたため、ハノーファーに遊びに行ってきました。いや一応遊びじゃなくて仕事だったハズなんですが、ドイツに来てからこんなに日本語をしゃべった一週間ははじめてで、ドイツ語を忘れそうな有様(^^;。
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ITに関してはド素人ですが、せっかくなので休憩時間に会場(ものすごく広くて既に小さな町レベル)をうろうろ見て回りました。素人でもパッと目に付くのはロボット、バーチャルリアリティ、ドローン。ペッパー君がたくさんいたけど、ドイツ語と中国語を話すところしか聞けず残念!ペッパー君が「かわいい」のは、やはり日本生まれだからでしょうか。
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バーチャルリアリティは、ドローンに360度カメラを載せて撮影したらしき映像が、「飛んでる!」という感じで面白かったです。
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ちなみに自宅からハノーファーまでは2時間半ほどかかるため、この一週間は泊り込みでした。娘とこんなに長く離れたのは初めて!
メッセ期間中はホテルはどこもバカ高いので、一般家庭に部屋に泊まる民泊でした。私が泊まったのは女の子二人がルームシェア(WG: Wohngemeinschaft)で住んでいるアパートで、私のために部屋を空けてくれた住人の可愛い女子大生は、先週は彼氏のところに転がり込んでいたようです。このトシでWGを体験する事になるとは!と驚きつつも新鮮で面白くはあったのですが、何とベッドが「空のダンボール箱を並べた上にマットレスを置いた」代物でした(@o@)。朝になったら段ボール箱が全部潰れてたらどうしよう・・・と不安でしたが、それはさすがなく。気を取り直して住人が買っておいてくれた材料で朝食を・・・と思ったら、彼女が半分食べかけのチーズやハムが置かれており。「金を取って食べかけを食べろって!」と思っちまいました。まぁ別に眠れない訳でも食べられない訳でもないし、もしかしてイマドキの若いドイツ娘の感覚ではこれがフツーなのかな。日本のオバちゃんの感覚とずれているのは当然かもしれません。でも驚いた!
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# by penguinophile | 2017-03-31 22:10 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

白雪姫・オン・アイス

うちの子供達はこれまでに地元の絵画コンクールで結構いろいろ勝ち取っています。
一昨年は長男と次男が合同で誕生会(過去記事参照)を、長男がパン工場見学ツアー(過去記事参照)を当てました。昨年は長男が自転車をゲット(過去記事参照)。そして今度は娘が、地元新聞社の絵画コンクールで、“Russian Circus on Ice” による「白雪姫・オン・アイス」ショーの家族チケットを当ててくれました~!まともに買えば大人一人あたり50ユーロ(約6000円)近くするチケット。でかした、娘!(^^)v
「スケート靴を履いた白雪姫と七人のこびと」がテーマだったこのコンクール、栄光(?)の優勝作品がコレ↓
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・・・う~ん、ぶっちゃけ特にうまいとも思えないけれど、一生懸命描いた楽しい絵だね♪的な・・・A4用紙1枚に入りきれずにもう1枚貼り足したのが目を引いたのかも。「ボクの方がうまかったのに!」とぷりぷり怒った長男の作品はこちら↓
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そりゃー5歳児の作品より9歳児の作品の方が「うまい」けど、小人の個性という意味では5歳児の作品の方が楽しいかも。ちなみに次男7歳の作品はこちら↓
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さて、興行一週間前に新聞社から届いた手紙によると・・・

「優勝おめでとう!家族全員分のショーチケットをプレゼントするよ。当日は開演2時間前に会場に来てね。プロデューサーのFrau Wが、君達を出迎えて、ショーの舞台裏に案内するよ。子供達はスケート靴を持って来てね。ショーに出演するアーティスト達と練習しよう!そしてショーのフィナーレで一緒に滑ろう!!」

・・・って、えぇっ?何それ!?うちの子供達、スケート靴なんて持ってないよ!そもそもスケートをやった事すらないよ!(@o@)

という訳で、慌てて友人知人ネットワークやebay Kleinanzeigenを活用しまくり、何とか子供用のスケート靴をゲット。ebayは「オークション形式=難しそう」という印象を持っていたのですが、実はこのebay Kleinanzeigenは、オークションというよりむしろ新聞やスーパーの「売ります、買います」掲示板のインターネット版でした。同じ町の中で「子供が入らなくなったスケート靴、誰か10ユーロで買わない?」という人を捜し、電話してその人の家に行き、試着してOKなら現金で買い取る。お手軽だ。素晴らしい!(日本にもあったらランドセルが欲しい~。)今回はスケート靴3足に計25ユーロ支払いました。スケート場の貸し靴が子供用1足1回3.5ユーロしますから、2、3回行けば元が取れる計算です。

そして週末に家族でスケートリンクに練習に行きました。息子達はインラインスケートが出来るので、コツを覚えるのが少し早いかも?と思っていたらこれが期待以上で、最初からいきなりフツーに滑り始めたのでビックリ(@o@)。「スケートは学校の授業でやった事がある」という夫も一応何とか滑れましたが、娘と私は手すりにつかまってヨチヨチ歩きからスタート(^^;。それでもスケート場を後にする頃までには、娘は「手を引いてもらえば何とか滑れる」程度まで上達し、(最初は「何の修行だよコレ」状態だった)私も前に滑って進むのが楽しめる程度には勘を取り戻しました。

こうして万全の態勢で迎えたショー当日。指定された開演2時間前に会場に着くも、迎えてくれるはずのFrau Wの姿は見えない・・・アレ?受付の女性が電話してくれたものの、電話の相手はロシア語しかわからず、話が通じない(^^;。そのまま入口で待つ事30分、やっとFrau Wの助手だという男性が来て、中に案内してくれました。この男性も元はサーカスのアーティストで、2年前から興行側の仕事に転向したそうです。母国語はロシア語で、ドイツ語は私と同レベルなのでわかりやすい(^^;。

舞台すぐ裏にある、出番の合間に役者さん達が着替えるスペースを見学させてもらいました。白雪姫が仲良くなる動物達のマスクと、話の展開上は必要ない気がするけどサーカス技術を披露するために出番がある蜘蛛のマスク↓
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こんな竹馬スケートで滑るアーティストもいる。↓
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白雪姫のティアラを拝借。気分はプリンセス♪↓
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そしてリハーサルを見学させてもらいました。↓
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その後、いよいよ白雪姫達とスケートのトレーニング!・・・のハズだったんですが、リハーサルがなかなか終わらず・・・。この日は白雪姫の演目をドイツで初めて滑るそうで、なんと開演の20分前までリハーサルに励んでいました。アーティストの皆さんは開演前に着替えやメークもしなければいけない訳で、無関係なガキ共と遊んでいるヒマなんか当然ありゃしない。それでもリハーサル後の技術チェックの時間に、少しだけ滑らせてもらえました。
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ショーの名前は「on ice」ですが、実はこの氷、本物の氷ではなく、テフロンか何かの人工素材パネルをジグゾーパズルのように組み合わせたもの。だから冷たくもないし、スケート場ではなく普通の劇場で興行できます。そして本物の氷ほど滑らず、上を普通に歩けます。息子達はむしろ滑らな過ぎて「進まない!」と苦労していましたが、娘も安心して遊べたみたい。
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↑特殊効果テストで「雪!雪!」と喜んで駆け寄り、「泡!泡!」と逃げる(^^;。

そしていよいよショー本番スタート!サーカスとスケートとバレエを組み合わせた感じで、なかなか見応えがあり、面白かったです。白雪姫のストーリーに沿ってはいるものの、子供だましではなく、観客も大人の方が多かったです。まぁ木曜日19時開演は、幼児連れの家族には行きにくい時間帯ですよね。終わったのは21時半、娘は途中で寝落ちして、白雪姫の結婚式を見逃しました(爆)。ショーの内容をちょっと覗いてみたいという方は、興行主が公開しているこちらのYouTube動画をご覧下さい。
パフォーマンス中にスマホで動画を撮影している観客が何人かいて、驚きつつもちょっと羨ましかったので、カーテンコールで一枚だけ撮っちゃった。↓
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本当はこのフィナーレにうちの子供達が加わっていたはず・・・なのですが、明らかにド素人の子供3人がここに混じったら場違いも甚だしいので、ボツになって正解だったかも(^^;。白雪姫に手を引かれて滑りたかった娘にはちょっと可哀想でしたが、それでも十分に楽しい経験をさせてもらいました。ありがとう!
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次男の日記↓
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More...本当は怖いグリム童話
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# by penguinophile | 2017-01-31 21:53 | お出かけ | Trackback | Comments(2)
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ドイツ田舎町での地味暮らしを徒然なるままに。


by penguinophile
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