Weihnachten 2024
2024年 12月 25日日本では先生も走る師走、ドイツでも12月はパーティーやらプレゼント選びやらクッキー作りやら買物やらで多忙な人が多く、クリスマスストレス(Weihnachtsstress)という言葉がある程です。私などは基本的に引きこもり主婦ですし、子供関連の行事に親が付き合う年齢でもなくなってきているのですが、それでも多少は走り回りました。24日午後から27日朝までは店舗が全て閉まってしまうので、その前に買いだめする客で混雑するスーパーで買物をするのが、ダメ押しのプチストレス。娘に頼まれたお菓子用のクリスマススパイスを探し回ってラスト1をゲットし、帰宅してから棚に置いたつもりがどこを探しても見つからない(--;。クリスマスイブの晩以降は静かに内輪で過ごす感じは、やはり日本の大晦日やお正月とどこか似ています。テレビでは「ホーム・アローン」「ダイ・ハード」「ロード・オブ・ザ・リング(クリスマス関係ないけど長いから時間に余裕がある年末年始向け?)」が定番。
うちの長男は現在17歳で、ギムナジウムの最高学年(12年生)。冬休みに入ってすぐの日曜日は、近くのギムナジウムと合同で12年生のパーティーがありました。それがなんと!22時開始で、場所がディスコ?クラブ?GoogleMapsではGesellschaftshausと書いてありましたが、無理に訳すと「社交場」?入場は18歳以上が基本ですが、16歳以上で親の許可があり18歳以上の同伴者がいればOKだそうで、店の前で適当に18歳以上の人を見つけて同伴してもらうとか(意味ない)。いちおう夫が署名した許可書の呼び名はMuttizettel(お母ちゃんメモ)。長男はどんちゃかうるさい店内で楽しい時間を過ごした後、午前3:30頃に自転車で帰宅しましたが、店の前ではタクシー数台が客待ちをしており、ご丁寧に迎えに来た親もいたそうです。個人的には「自力で安全に帰宅できないガキが夜遊びすんな」と思いますが、車社会のドイツでタクシーパパ・ママ業をほぼ放棄している私達は、まともな親から育児放棄と思われているかもしれません。昭和脳の母としては全体的に「未成年の高校生が何やってんだか」と言いたくなるイベントですが、未成年の高校生でも堂々とディスコで酔っ払って朝帰りできる国、それがドイツ。
クリスマス前の金曜日に行われる私が好きな行事に、今年は久しぶりに参加する事ができました。クリスマスマーケットの会場で、大聖堂の塔の上から聞こえてくる管楽器の生演奏に合わせて、集まった市民がクリスマスソングを歌うという、40分程度のささやかなイベントです。「クリスマスマーケットが閉まる前にもう一度行っておきたいし、雨も降ってないから丁度いいか」程度のゆる~い参加者達が、グリューワインと市長が配る歌詞カードを持って一緒に歌うというだけなんだけど、みんな幸せそうだからなんか好き。いい年したおば(あ)さんグループがお揃いのトナカイカチューシャを付けてはしゃいでたりするのも可愛い。私は今年は、郊外で行われた次男のピアノ発表会からバスで駆けつけて、バレエレッスン後の娘と合流して、一緒に歌ってココアを飲んでから帰宅しました。まさか自分がドイツ語の「キリスト教万歳」みたいな曲でじーんとする日が来るとは思わなんだ。同じ頃、長男と次男(発表会後)は、卓球クラブで年末恒例のピザを食べていました。(ちょうど同じ頃にMagdeburgでは凶行が)
↓教会のキリスト降誕像(Krippe)。イエス様が24日の晩まで産まれないのはわかりますが、21日の段階でまだ受胎告知をしていたり、
↓ここまで見事に空っぽなのも珍しい。
Schöne Feiertage!
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by penguinophile
| 2024-12-25 01:06
| 徒然
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