2010年 06月 25日
Bad Lippspringe
ドイツの夏。日が射せば暑く、陰れば肌寒く感じるのは、湿度が低いせいでしょうか。寒くて暗い冬の間はついつい出不精になりがちですが、暖かくなってくると、「うちでボーッとしているなんてもったいないっ!」とお出かけの虫が騒ぎます。祝日に車を10分ほど走らせ、Bad Lippspringeという、湧き水が豊富で広い公園がある気持ちのいい小さな町を訪ねました。ちなみにドイツ語のBadは英語のbathに当たり、これが頭に付く場所は温泉保養地が多いようです。
Lippe川水源。水の色が神秘的ですね。↓
城址↓
飲泉所。ドイツは日本と違って水飲み場やコンビニや自動販売機がないし、日曜祝日は店舗もガソリンスタンドしか開いていないので、暑い日に自由に汲んで飲める水があるのは有り難いものです。無臭ですが、かなり硬い味のする水でした。↓
療養プール。ここは遊び場ではありませんから、大声を出した子供グループが怒られていました。療養のためには、鷺のように一歩ずつ足を出しながら歩くのだとか。水はかなり冷たかったものの、長男は喜んでいましたよ。↓
Arminius公園にあるPrinzenpalais。「王子の宮殿」と訳すとものものしいが、要するに貴族のぼんぼんの狩猟小屋?↓
この公園にある大きな砂場で子供を遊ばせていたら、15時過ぎ頃から水が流れてきました!ミニダムなどもあってなかなか面白い。泥だらけになって大はしゃぎする子供達を見守りつつ、ビーチマットの上でのんびりゴロゴロしている保護者達がいい感じでした。↓
隣のJordan公園にある水源。ここは静かで水も空気も澄んでいる雰囲気。↓
Kaiser-Karls公園の前には、等身大(?)のチェス盤がありました。こういう大きなチェス盤で実際にプレイしているのを見るのは初めてでした。↓
Kaiser-Karls公園は、前述した二つの公園に比べるとしっかりと作りこまれた有料の庭園でしたが、ちょうど私達が行った17時過ぎから、出入り自由になっていました。ラッキー♪↓
温泉保養地で診療所が多いせいか、この公園では、歩行器を押して散歩する高齢者を多く見かけました。このお年寄り達がうちの息子達を見る目つきが、とてもとても優しかったのです。ご自分の子供達や孫達の幼かった頃の姿を投影していたのかもしれません。私が年を取って体が不自由になった時、元気一杯で成長するエネルギーに満ち溢れた「人生これから!」の乳幼児を見たら、まぶしく輝かしく見えるのかなぁ・・・なんて想像したら何だかちょっと切なくなってしまいました。
今まで2回行ったんだけど季節が悪かったので
あの子供の水遊びの場所には夏になったら行こうね~
なんて話をしていたのよぉ~ 思いっきり夏ですね、今!!
そして今、子供が通っている保育園では、敬老の日に近所の老人ホームを訪問します。たぶん、まだ、まぶしがられているんじゃないかな・・?
ここは初めて行きましたが気に入りましたよー。うちから近いし。○さんも次回はぜひ暑い日に着替え持参で!私達が行った時は常連らしい男の子が15時頃に「もうすぐ水が出るぞ~」と警告を出し、しばらくしてから人がどっと増えたので、いつもその時間なのかも???
そうそう、若いってだけでアイドルになれるお年頃・・・ただし老人ホーム限定、とまでは言わないが、場所によっては嫌われ者(^^;。
赤ちゃんはまた特別でしょうが、保育園児もまだまだ「まぶしい」お年頃でしょう。敬老の日に老人ホームを訪ねるの、いいですね。皆で歌とか歌うのかな。多くのお年寄りにとっては何よりの「癒し」なんでしょうね。超うら若いパワーを吸収!母親の私はむしろパワーを子供に吸い取られている気がするが・・・