2015年 12月 24日
Frohe Weihnachten! 2015
ドイツ語のWeihnachten(クリスマス)という単語が、weihen(聖別する、ささげる)とNacht(夜)から成っていると今更気付きました・・・キリスト様も出てこないし何だか覚えにくい単語だ!と勝手に憤慨(?)していたおばかな私。
ドイツのクリスマス市は有名で、日本からもツアーが出る程ですが、私が住んでいる町のクリスマス市は昨日23日で終了。先週金曜日の晩に、大聖堂前の広場で音楽イベントがあると聞いて行ってみたら、ものすごい人出でびっくりしました。大聖堂の塔の上で奏でられるトランペットの音色に合わせ、屋台の合間にいる下界の人々がクリスマスソングを歌う、という楽しいイベントでした。
クリスマスイヴの夕方は、隣人に誘われて、プロテスタント教会の家族向け礼拝に参加しました。子供向けなので、お説教は少なめな一方、歌は多めで、キリスト降誕劇もありました。とはいえ短いお説教の間も思いっきり自由奔放な子供達に牧師様が注意する場面も(^^;。
礼拝が終わった17時頃に少し町を歩きましたが、クリスマス市は終わっているし、イルミネーションもほとんど消灯され、商店はおろかレストランですら営業しておらず、人通りもまばらでした。以前に比べれば敬虔なキリスト教徒の割合は減っているようですが、それでも日本の商業主義的クリスマスとは対照的。東京のクリスマスイヴの17時なんて「夜はこれから!」なので、ドイツに旅行に来た日本人は拍子抜けするかも。恋人と高級レストランでロマンチックなディナーを計画しようにも、そもそもレストランが開いてない(笑)。もっとも観光地なら少しは違うのかもしれませんが。24日の夕飯はポテトサラダとソーセージで簡単に済ませる家庭が多く、クリスマス正餐は25日昼にガチョウの丸焼きを食べる事が多い・・・らしいですが、私は未経験。
ただいま23:20。鳴り響いていた教会の鐘が止みました。0時じゃないんですね。
楽しいクリスマスを!
イブに恋人たちが盛り上がる、日本のクリスマスはどうも馴染まん。
やっぱ25日に家族と盛り上がるべきでしょう?
アメリカの年間の小売売上高の約2割がクリスマスを中心としたHoliday Seasonに費やされるそうで、そういうのって生活必需品というよりは贅沢品で、それが2割ってアメリカ人て生活に余裕があるんだなあと思ったのでした。でも単に、ほんの一部のお金持ちだけがこの時期にめちゃくちゃ高いものを買いまくっているだけだったりするかもしれないけど。でもそれだけじゃ2割にはいかないよね?
ドイツ観光局のニュースを配信してもらっているのですが、最近はエピファニーまでクリスマスマーケットをやっているところがドイツ国内のいくつかにあるのだそうですね!
私は結局行けませんでしたが、なんと東京では定番になりつつある六本木ヒルズだけでなく日比谷公園でもクリスマスマーケットが開催されました。
そして26日には家の近くのビル入り口のクリスマスツリーは撤去。代わって門松が立ってました。
ハロウィンの翌日からクリスマスツリーが立っている日本ですが(爆)、門松には勝てないようです。
あけましておめでとうございます。
クリスマス市が年明けまでやっている場所もあるんですね!驚きましたが、門松が勝つ日本と違ってクリスマスツリーがその頃まで飾ってある事を考えれば、そうおかしくはないかもしれませんね。うちの町でも実はメリーゴーランドや食べ物屋台の一部は30日までやっていたようです。イヴの夕方は全部閉まっていましたが。
三年前にスカイツリータウンでクリスマス市を見かけました。子供達は「Bratwurst食べたーい!」と言いましたが、ドイツでの値段を知っているとお金を出す気になれませんでした・・・。