人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Jack-o‘-lantern

この週末はドイツ統一記念日のため三連休でした。とは言え遠出はしませんでしたが、近くの園芸店のイベントを覗きに行き、ハロウィンのカボチャJack-o‘-lanternを初めて作りました♪

会場で貸してもらった道具。10ユーロ程度で買えるらしい。↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06240070.jpg
右から順に、カボチャに印をつけるコロコロ(裁縫道具のルレットに似ている)、カボチャの中身を掻き出すプラスチックへら(普通の金属スプーンの方がむしろ使いやすかった)、小さい糸鋸(これは便利、ただし曲がりやすい)。

まずはルレットで蓋を描き、糸鋸でくり抜きます。蓋の形はギザギザ星型にすると可愛い(と五歳児に言ったけど無駄でした)。蓋は表面部が大きくなるように切断面を斜めにしておくと、蓋が中に落下しません(作業後に気付いた^^;)。↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06312530.jpg
最初は手で(手袋推奨)、最後はへらやスプーンを使い、中身(種とわた)を出します。↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06314930.jpg
Jack-o‘-lantern_c0076387_06315532.jpg
ルレットで顔を描き(最初に蓋と一緒に描いてもOK)↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06323813.jpg
顔をくり抜きます。↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06325751.jpg
切断面を綺麗に整えて、出来上がり!↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06331640.jpg
作業時間は一時間あまり。飾っているうちに中から傷んでくるので、中を少しずつスプーンで削るといいそうです。室内より気温の低いベランダに飾る方が長持ちするとか(とはいえウチはベランダに飾っても誰も見ないので意味がない・・・)。

日曜日に夫と子供達が行って作ったところ、次男のカボチャは目と口の間隔が狭すぎて貫通してしまいました。帰宅した次男は私の腕の中で大泣きしてしまい、なかなか泣き止まずにいたら、今度はママを取られた娘まで焼きもちで泣き始め、なだめようのないしっちゃかめっちゃかな赤ちゃん泣きにまでエスカレート。チビ二人のステレオ泣きが余りにも延々と続くので、なんかもう本人達には悪いけど夫と長男と私は笑い始めてしまい、しまいには次男本人まで泣きながら笑い始めました。子供達が0,1,3歳の頃は3D泣きされて途方に暮れた事もありましたが、5歳児と7歳児でもまだステレオ泣きをするんですねぇ・・・しかも5歳児は赤ちゃん泣きだよ。翌日、次男がリベンジをしたいと言うので、今度は母子で挑戦し、3個とも(一応)成功しました。
Jack-o‘-lantern_c0076387_06340697.jpg
全部並べるとそれぞれ個性があって面白いけど、さすがに6個もいらない(^^;。
という訳でご近所さんにお裾分けする事にしました。次男はリベンジして気が済んだのか、自分の成功作はご近所さんにあげると言っています。

ちなみに食用のカボチャとしてドイツで最もよく見かける種類は、その名もずばり「HOKKAIDO」です!写真はWikipediaより拝借。↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06342587.jpg
最近は食用かぼちゃと言えばHokkaido Kürbisというくらい、すっかりメジャーになりました。でも、なぜ「北海道」?何でも幼少期を札幌で過ごしたミュンヘン近郊在住の日本人が、1993年に種を日本から輸入したのが、Hokkaido Kürbisの始まりだとか。
<引用以上>

北海道という名前はついているけれど、こんなオレンジ色のカボチャを日本で見た記憶はない・・・。でも北海道が日本の地名だとは知らなくても、Hokkaidoカボチャを知っているドイツ人は多いはず!ドイツで一番よく見かけるカボチャのレシピはスープで、幼稚園で11月にある聖マルタン祭の提灯行列の後も、先生とお母さん達が皮を剥かずに使えるHokkaidoカボチャで作ったスープがふるまわれます(と他人事のように書きましたが、去年は幼稚園のちっぽけな果物ナイフで丸ごとカボチャを切るのがものすごく大変だったので、今年も手伝う事になったら自分の包丁を持参します)。20年余りですっかり有名になったHokkaidoですが、私は日本のかぼちゃにより近いSweet Mamaを近くのスーパーで見つけて以来、こちらを使っています。値段はどちらも1個2ユーロ(約230円)程度ですが、Sweet Mamaの方が少し高め。↓
Jack-o‘-lantern_c0076387_06345567.jpg
私はもう20年以上も前、イギリスの青空市場でカボチャを買って煮物を作ったところ、甘みもホクホク感も全くなく、「そういえばカボチャって瓜の仲間だったっけね・・・」と思い知った記憶があります。でもこのSweet Mamaは日本のカボチャと同様に使える!と喜んでいたのですが、先日買ったSweet Mamaは甘みもホクホク感もなくガッカリ。どうやら当たりハズレがあるらしい。まだあと半分残っているので、どう使うべきか迷い中。やっぱりスープが無難かなぁ。


Commented by M at 2016-11-21 13:02 x
Jack o' LanternとかJack Frostとか
妖精さんはJackが多いんでしょうか(笑)。

こちらハロウィンはほぼ都会でだけ盛り上がった感じで、世間はすでにクリスマスの様相です。昨日思い出したように妻がリースを飾ろうとしたので、ちょっと早すぎでは・・と言って引っ込めてもらったのですが、リース飾るのはこちらで何度か紹介して頂いた待降節の時でいいんでしたっけ(汗)。
Commented by penguinophile at 2016-11-21 19:22
Mさま
こんにちは。
Jack Frost妖精、知らなくてググっちゃいましたよ(笑)。私が知っていたJack Frostは、Wingfieldという人が書いた小説に出てくる刑事だけ(^^;。
日本のハロウィンは年々盛り上がってるんだなーと思いきや、実は都会だけなんですか?ドイツのハロウィンは大して盛り上がらない逆輸入イベントかな。
こちらもスーパーはしばらく前からクリスマスチョコが林立しており、うちの町では今日からクリスマス市がスタートしました。今年の第一アドヴェントは11/27ですから、リース解禁は今週の日曜日にしましょうか(^^)/。ドイツの模範的主婦はぼちぼちリース作りとクッキー作りに精を出す頃ですかね~。←他人事。というか隣人にもらう気満々?いやクッキーは少しは作りますが、ドイツ人みたいに大量生産する気はさらさらナイ。
by penguinophile | 2016-10-04 06:36 | 徒然 | Comments(2)