2006年 11月 08日
ハイジの白パン
スーパーで買った缶ジュースみたいな筒の外側の紙を剥くと、いきなり「ボン!」とかいう爆発音?がして、中からむくむくと生地がはみ出してきたので、びっくりしました。中の生地を取り出して6つに分け、切れ目を入れてオーブンで焼くだけなので、本当にとっても簡単。プレーン、チーズ、ハムをそれぞれ2個ずつ作ってみました。出来上がりがコレ↓
写真だとあんまり美味しそうに見えないかもしれませんが、外はサクサク中はもちもちで、なかなか美味しかったです。あとは単なる気分の問題ですが、「自分の家のオーブンから出てくる焼きたてホヤホヤのパン!」というワクワク感もポイント高し。
ただし、上に入れた切れ目からぱっくり割れるはずが、切れ目の入れ方が甘かったらしく、ただ膨らんだだけでした。あと、チーズはちゃんとパンにくっつきましたが、ハムは乗っているだけではずれていました。
ドイツ語でパンはdas Brot、この丸い小型のパンはdas Brötchenと呼ばれています。名詞の後ろに-chenが付くと、「小さなもの、愛らしいもの」という意味が加わります。
ところで、多くの日本人は、スイスやアルプスと言えば「アルプスの少女ハイジ」を連想するのではないでしょうか。あのお話の中で、ハイジの友達ペーターのお祖母さんが「黒パンは硬くて噛めない」と嘆いたため、ハイジが奉公先で出された白く柔らかいパンをこっそり貯めこむ、というエピソードがありました。
このBrötchenこそがハイジの白パンだ、と聞いた覚えがあります(原文ではちょっと方言が入ってdie Semmelだが、どうやら同じ物を指すらしい)。個人的には、「ハイジの白パン=ふわふわの軽いパン」と想像していたので、Brötchenの外側はむしろフランスパンみたいにパリパリと硬めなのが、ちょっと意外でした。
子供の頃は、「ハイジが幸せに暮らしたアルプス=田舎、奉公に出て夢遊病になったフランクフルト=大都会」という程度の認識しかありませんでした。でも今にして思えば、フランクフルトはドイツにありますから、スイス人のハイジにとっては「外国」だったのです。ハイジの母国語はスイスドイツ語だと考えられますので、フランクフルトのドイツ語とは、だいぶ違ったことでしょう。そういえば原作の英訳版では、フランクフルトに着いて間もないハイジが、言葉がおかしいとからかわれる場面がありました。
ドイツの本屋さんで、たまにハイジの絵本やカセットを見かけます。登場人物の服装や色が日本のアニメと全く同じで、明らかに意識しているなぁ、という挿絵が多いです。しかしなぜか目鼻立ちのバランスがものすごぉ~く悪くて、全然可愛くないのです(^^;。
パン美味しそう〜。私はチーズがいいなぁ。プレーンもそれだけで美味しいですか?これがハイジの白パンなんですか。ちょっとイメージが違いました。もうちょっと大きくて白くて白い粉が上にかかっているパンかと思いましたが、あんなパン日本でしか見た事ないかも?(苦笑)
ハイジがスイスジャーマンを話してフランクフルトで笑われる、という事はドイツでもあちこちアクセントが違うと思いますので、地方のアクセントを笑う事ってありますか?『標準語』ってあります?首都が標準語という基準は日本だけかもしれませんね。
そんなドイツ語を使っているpenguinophileさん、尊敬します。
das= 定冠詞、Brot=パン。英語の定冠詞はtheだけですが、ドイツ語では名詞の性と数に応じて複数あり、更に名詞の格(主語や目的語など文中での役割)に応じ変化します。不定冠詞も複数種類あり、性と格に応じて変化します。
ドイツ語の名詞を覚える時は、定冠詞を付けて性も一緒に覚えた方がいいらしい。要するに、こんな日本語の文章中で定冠詞を付ける必要は全くないのですが、私のヘッポコ脳味噌に定着させる機会を増やすため、定冠詞付きで書かせてもらっています。悩ませてゴメンなさい(^^;。
ドイツ語は全然使えてないので尊敬には値しないけど、勉強してるだけで褒めて欲しくなるほどややこしい言語かも(--;;
ハイジの白パン、私のイメージも同じでした!プレーンもバターを付けて食べたら美味しかったです♪
バイエルン地方で「ここのアクセントはドイツ人でもわからん!」という話になった事はあります。良識ある大人は馬鹿にして笑う事はないでしょうが、転校生が地方訛りを笑われるのは万国共通でありそうですよね?夫いわく「自分は標準ドイツ語を話す」(よくわからんけど助かった)。
ドイツ語がいかに難しいか、これだけで頭が混乱したくらい凄い実感しました。実はデンマーク語の文法、進行形もなければ未来形もないのでさほど難しくはないんですね。ただ発音が難しいので単語がなかなか覚えられないのです。でも勉強している事だけで大変だと思います。勉強が好きな人はドイツ語の文法を覚える事も楽しいかもしれませんが、私には絶対出来そうもなく、やはり尊敬です。
私は英語も文法を把握していなく、何が定冠詞で何が助動詞でと日本語で覚えていないんです。だからデンマーク語の文法もそういう形で覚えられないため、文法を覚えるのは大変なタイプかも?
penguinophileさんのご主人は文法の説明してくれます?うちの夫一切駄目ですわ。ドイツ語はしゃべれるけどまったく違うからスイッチ入れ替えないと無理みたい。
あらあら、夫婦喧嘩の種を蒔いてしまったわ(爆)。
私はもともと暗記物が苦手で、公式や規則を応用する方が得意なタイプです。定冠詞の表を見ながら文法穴埋め問題を解くのは、パズルみたいなもんで結構ちょろい。でも表だけでなく名詞とその性を暗記しないと、実際には全く使えないという大きな落とし穴が(泣)。
発音が難しいデン語は、ドイツ語とは別の意味できつそう。お互い、デン語とドイツ語が性格的に合っていてちょうど良かった・・・と無理矢理思うことにしましょう(--;
うちの夫はドイツ語文法の説明もかなりきっちりしてくれます。私は日本語の文法はわかってないので、将来的に夫が日本語を勉強して質問してくる事があっても説明できない自信があります。
ハイジの苦労が忍ばれます...
ここの Golden Layers Buttermilk Biscuits が美味しいよ。ドイツに売ってるかは知らないけど。普段行かないスーパーにあるから、買いに行こうと思いつつ、まだ行ってないや。
http://www.pillsbury.com/View/breads/golden_layers_biscuits.aspx
独語って難しいんだね。寺出身の高校教師・和田が3人くらい見えた気がしてぞーっとした。英語だけでも説明ベタの先生じゃわからないのに。英語圏でも各国の先生がお互いの言葉を笑い合ってなかった?英国教師はオーストラリア語をcuteと言っていたし、アメリカでは大都市を除き、南部訛をバカにしてたよ。特にウェストバージニア。スコティッシュは何話してるかちっともわかんない。ハイジのドイツ語も結構口が上下に開くのかなぁ。
あれからまたずーっと夫とドイツ語の話してて止まらなかったですよ。(笑)難しい言語、頑張って下さい。
スイスドイツ語、オランダ語よりは標準ドイツ語に近いらしい(笑)。いや待てよ、あれはスイスドイツ語じゃなくてバイエルン訛りだったかな?
バターミルクビスケット、おいしそー。キャラクターがゴーストバスターズのコックさんみたいなんですけど(^^)
ファミマ・・・そういえばそんなキャンペーンがあったような。でももしかして「ふわふわ~」なのかな?
寺出身は???だけどもしや "Anyone?"(爆)
今を去ることン年前、スコットランドのBed and Breakfastで、朝食の卵の調理法を聞かれたものの、いったい何の話をされているのかさえ、全くわからなかった経験があります。"Bacon and eggs?"と言われてやっとわかったという。
TBどうもです。そっちにもコメント残しました!ってゆーか、ドイツ語入門授業はもういいよ・・・っていうようなコメントですが。
バイエルンやオーストリアに旅行をするようになってからは、南の訛りもなれました。でも、スイスはダメ!!!スイス人はMOMOが言っていること、わかってくれるけど、MOMOはスイス人が言っていること、全然、わからない。別の言語です。
Sonntagsbroetchenが割れる瞬間って、楽しいと思うMOMOです。
クロワッサンのほうは試してみました?
結構どこでもやってるよね~。
写真のパンも手作り感出ていておいしそう。
ついでにanyone?も懐かしかった。
一年のときは担任だったのよね・・・特に恩義も何も感じていないけど。
まきちゃんのコメント見て、私もこのときから英語挫折したのかもって思っちゃったよ。
ファミマのパン、やっぱりふわふわでしたか。っていうか硬かったら「イメージと違う!」と思う日本人が多そうな気がする。大阪では飴はちゃん付け?知らなかった・・・
リンク許可どうもありがとうございました。
うちの夫はケルン郊外育ち。という事は単なる「自称」標準ドイツ語スピーカーだったのか?ガーン!(>_<)
スイス人がMOMOさんのドイツ語をわかったという事は、スイス人は標準ドイツ語を理解はできるけど、話すのはスイスドイツ語という事なんでしょうかね。
Sonntagsbroetchen、あんなに大きな音がして中身がムクムク出てくるとは予想していなかったので、結構驚きました。クロワッサンの方は未挑戦です。あのパリパリ薄い皮がちゃんと出来るのかしら?
"Anyone?"そんなに嫌われてたっけ。いや私も決して好きではなかったが。それにしても少なくとも2人の生徒を英語嫌いにしてしまったとは、教師として悲しいものがありますなぁ。
イタリア旅行はいかがでしたか?イタリアはかれこれ10年以上前に母と行きましたが、また是非行きたい国です。まぁ少しは近くなったんですがね。
おぉ、(イタリア人かもしれない)外国人女性もやっぱりクロワッサン縦半分切りでしたか。日本では見かけない光景だけに、やっぱりこっそり注目しちゃいますよね。
母娘海外旅行という意味では、結果的にはryouko様こそ究極の親孝行娘だったような気がいたします。
私の料理はむしろ自分の食欲を満たすためであって、「旦那様のために料理」はほとんどしていない気がする今日この頃・・・(^^;;。
ええーっと、「penguinophile」でございます、こんにちは・・・まぁ別に構わないんですけども・・・。
料理も語学も極められるとは全く期待しておりませんが、まぁ宝物を見つけながら、ぼちぼち前進していければ良いかなぁ、と。いつも応援ありがとうございます。