学ぶ日本女子、Integrationskurs終了す。

ドイツ政府が費用を一部負担する、主に移民向けのドイツ語&ドイツ一般常識に関する講座「Integrationskurs」、なんとか終了いたしました。
とは言え実は、「無事に」終了できたかどうかは、まだ不明です。というのも試験の結果がまだわからないのです・・・担当者によると、「クリスマス休暇もはさむから、3月頃になるかしらね」との由・・・(^^;。ちなみに講座を真面目に受講して試験に合格したところで、すぐに嬉しい特典は別に何もありませんが、将来的に無期限滞在許可を申請する際にはその事実が重視されるハズです。

ちなみに語学試験の日程は11/30と12/1でした。はい、そうです。口答試験を土曜日なんぞにやりやがったもんだから、在独撫子オフ会に参加し損ねちまいました・・・あ゛ぁ゛~く゛や゛し゛い゛~(号泣)

学校が一区切りついたと言っても、超初級レベルにすぎませんし、私のドイツ語がヘッポコな事はなんら変わりありません。この週末は夫の友達の誕生パーティーに行きましたが、相変わらず会話についていけず、コケシ状態で連続10時間・・・(--;。そんな訳で、まだまだ長く苦しい修行の道は続きますが、「テスト勉強」は当分やらずにすみます。久しぶりに日本語や英語の本を読みたいし、「あぁ、ホントは勉強しなくちゃいけないんだけどな~」という罪悪感を覚えずに息子と遊べるのが何より嬉しいです。

Ute先生、Claudia先生、Gisela先生には大変お世話になりました。そして出産を挟みつつも連続して受講できたのは、自分から進んで息子の世話を引き受けてくれた夫と、それを許可してくれた夫の上司のお陰です。

このブログのアクセス解析を見ると、Integrationskursという検索ワードでたどり着く方が結構いらっしゃるようなので、概要を以下に記しておきます。ちょっと長くなりますから、興味をお持ちの方のみどうぞ~。




Integrationskursの授業は、ドイツ語600時限(モジュール1~6)+Orientierungkurs30時限から成っています(1時限=45分)。ただしドイツ語の授業はそのうち900時限に増えるらしい、と小耳に挟みました。
私が通ったVHS(市民大学)の場合、授業は月曜から木曜日の午前中に3時限ずつ行われ、全て受講すると約2年かかります(私は入門編のモジュール1を受講しなかったため1年3ヶ月余)。私の場合、地理的に他に選択肢がありませんでしたが、もっと集中的に授業を行う学校なら、半年ほどで済ませられる内容だと思います。
語学600時間のうち、最初の500時間は教科書を使った勉強、最後の100時間は最終試験に向けた準備でした。内容は基本的に会話重視というより文法中心。モジュール間の進級では、特に試験などはありませんが、普段の授業の様子から次のモジュールは無理だと先生が判断した生徒は、再履修を言い渡されるようです。授業は週4日の午前中だけですし、宿題もあまり多くなかったので、かなりのんびりペースだったと思うのですが、ドイツ語文法の難解さ故か、再履修となった人が実はかなり多かったです。

語学の最終試験はZertificat Deutsch(ZD)と呼ばれるものです。説明はこちらのゲーテ・インスティテュートのホームページをどうぞ。オンライン模試もありますから、受験を希望される方は一度挑戦してみるといいかと思います。
この田舎町VHSの生徒は、これまで受験のために皆でぞろぞろアーヘンまで行っていたそうですが、今回は初めてVHS内で試験が行われました(そのお陰で授乳の合間に受験できて助かりました~)。
1日目は筆記試験(読解、文法穴埋め、聞き取り、手紙書き)で、手紙以外はマークシート式。聞き取り試験の前に休憩時間があるのですが、試験問題は最初に全部配られるので、前半に時間が余ったら後半の手紙の下書きを始めても良い、と言われました。これは今までの試験では許されていなかった事らしいのですが、大変助かりました。というのも私の場合、読解や穴埋めは時間に余裕があるのですが、30分で手紙を書くのは結構厳しいもので。ちなみに休憩時間にはコーヒー、パン、チーズが出ましたから、飲み食いしながら友達と「難しかったね~」とか「手紙、何書こうかなぁ」とかおしゃべりをしていました。
2日目の口答試験は、2人ペアでの受験です。私のパートナーはトルコ人女性で、クラスは違うものの顔見知りでしたから、前もって少し打ち合わせができました。発音にクセがなく、上手過ぎず下手過ぎずのパートナーに恵まれてラッキーだったと思います(上手い人だとスピードやボキャブラリーでついて行けず苦しい)。自分達の順番が来ると、問題用紙が渡され準備時間が20分与えられますが、パートナーと話す事は禁じられています。その後、試験官2人が待っている部屋に移動して、パートナーとの会話を開始。
第1部はお互いに自己紹介。第2部は、それぞれの問題用紙に書いてある内容を相手に説明した後、そのテーマに関する会話。例えば今回は「都市と田舎」というテーマで、私は都市の利便性について、パートナーは田舎の良さについて書いてある紙を渡されました。数値がほとんどなかったので説明しやすく、また会話もしやすい内容だったのも、これまた幸運でした。第3部は、2人で一緒に何らかの課題を解決するというもの。今回はコンサートを企画しろ、という課題を与えられました。
筆記試験の結果はまだわかりませんが、口答試験の結果はその場ですぐ教えられました。なんとか合格して、ホッ。撫子会に参加しそびれた上に落ちちゃったら、泣きっ面に蜂ですからねぇ~。

語学試験と相前後して、Orientierungskursを2週間受講しました。オリエンテーリングと言っても、地図とコンパスを持って野山を駆け回る訳ではありませんが、ドイツで暮らしていく上で最低限必要な知識を身につけましょう、という講座です。なにせたった30時限ですから、深い内容ではありませんが、ドイツの地理、政治、戦後史、生活習慣などについて一通り教わりました。最終日に試験がありましたが、こちらは厳格な語学試験と比べるとだいぶインフォーマルな雰囲気で、生徒同士が途中で相談し始めるほど(もちろんホントはいけません)。試験問題も、授業を担当した先生本人が作ったもので、授業中に「これはテストに出ますよ」と強調してくれたポイントさえ押さえておけばOK。ただし、こちらの試験も、そのうち語学試験同様にフォーマルなものになるらしいです。

Integrationskursに関するパンフレットを見ると、モジュール3を終了した段階で一度試験があるとか、各モジュール受講後に受講証明書が出されるとか、覚えのない事がいろいろ書いてあるので、学校によって多少の差があるとは思いますが、以上ご参考まで。
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by penguinophile | 2007-12-10 22:01 | 結婚滞在諸手続