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江戸っ子的独逸田舎町生活

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不発弾処理

ドイツにもやっと春が来ました!先週末は「冬からいきなり夏?春はどこいった?」という天気でした。毎年10月から4月まで、つまり年の半分は手に霜焼けが出来ている血行不順の私ですが、なんとこの冬は霜焼けが全くできませんでした!特に暖冬という訳でもなかった気がするのに、なぜ?謎です。

先週と先々週は復活祭で学校がお休みで、息子達は一週目は義両親宅で過ごし、二週目は実験教室に通いました。娘は置いてけぼりでママとお留守番が多くてちょっと可哀想でしたが、息子達を義両親宅から迎えに行く時は娘と私も同行し、生後三週間の姪っ子をいっぱい抱っこさせてもらって癒されました~(^^)。

そんな復活祭休暇の最終日、私達が住む田舎町は、大騒ぎの末に町の南半分がゴーストタウンと化していました。事の起こりはその前の週、民家の庭から第二次世界大戦に英国空軍が落とした爆弾が見つかったのです。しかも長さ2.8m、直径76cm、総重量1.8トン、爆薬重量1.5トンの超大物。これまでも不発弾処理で道が一本通行止めになった事はありましたが、これだけ大きな爆弾だと道一本では済まされません。民間の専門業者が処理を行う間、旧市街の大半を含む半径1.5km圏内の住民26,000人以上、病院4つ、老人ホーム4つ、そして大学に避難命令が出される事になりました。避難区域を通る鉄道は運休、バスも経路を変更。自宅にいられない住民に居場所を提供するため、避難区域外の諸施設が無料開放される事になりました。避難区域内の全世帯宛の手紙は、郵便ではなく、区役所の職員が配って回ったそうです(それってつまり郵便は信頼できないって事か!?^^;)。全ての準備を10日間で済ませた関係者は、本当に大変だったと思います。

そうして迎えた当日、朝8時から病人が別の病院や職業学校に搬送され、一般の住人は12時までに家を空け、13:30頃から爆弾の信管をはずす作業が始まる・・・ハズだったのですが、警察のヘリコプターから屋外を散歩している人(!)が見つかり、避難区域内に残っていた約30人の住民(や何も知らずにたまたま入ってしまった旅行者)を区域外に出すまで2時間以上延期されました。その後の作業は順調に行われ、爆弾の信管がはずされたと報道があったのが17時頃。その後は爆弾が搬出され、病人は病院に戻され、住民も徐々に帰宅。最終的に全ての通行止めが解除されたのは21時過ぎでした。処理作業を行った専門業者3人グループの責任者は、この日が57歳の誕生日だったそうで、市長がお礼とお祝いのビールを奢ったとか。爆弾が発見された家の持ち主は、幼児がいる若い夫婦で、妊娠中の奥様は医師から心静かに過ごすように言われていたそうで、庭から爆弾がなくなりやっと一安心といったところでしょうか。爆弾が見つかった家の住人は、一連の避難や作業にかかった費用を負担する必要はありません。まずは市が費用を負担した後、州や国に支払いを依頼するそうです。ちなみに万が一爆弾が爆発して住宅に被害が出た場合、一般の保険契約では戦争被害は適用外とされていますが、そういうケースは非常に稀で、保険会社には大きな負担とならないため、実際には支払われているそうです。

幸いこの日は絶好の行楽日和だったので、元気な住民は午前中からお出かけしていたようです。老人ホームの入居者のうち、認知症の患者さん達には、第二次大戦を経験した世代だけに余計な心理的負担を与えたくないという配慮から、爆弾については知らせず、ただ「遠足に行きますよ~」と言って連れ出したらしいです。ちなみにうちは避難区域外でしたが、施設の無料開放にちゃっかり便乗し、スポーツセンターで遊んでいました(^^;。翌日の町はこの話でもちきりで、長男いわく「うちの担任の先生は、爆弾が見つかった家と同じ通りに住んでいて、30mも離れていないらしいよ!」。私も知人から「ちょうどうちの隣の家までが避難区域で、警察がうちにも訪ねてきたのよ。車が全く通らず、家は雨戸が閉められ、何だかすごく変な感じだったわ。」などという話を聞きました。警察、消防、赤十字など1000人以上が動員されたこの騒動、無事に終わればほぼお祭り(笑)。もしかして全国ニュースでも報道されるかも!と期待?してテレビを観ていたけれど、流れませんでした。田舎だから?それとも実はドイツではよくある事なの???(^^;;;;;

<メモ>
・entschärfen (紛争・論争などの)緊張(調子)を和らげる、(爆弾などの)信管を外す
・die Entschärfung  entschärfenすること
・der Sprengstoff 爆薬、爆発物、火薬類


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by penguinophile | 2018-04-11 18:52 | 徒然 | Trackback | Comments(0)

KiKA LIVE in Tokio

子供向けチャンネルKiKAで東京紹介の番組を4日に渡り放映していました。日本から視聴できるかわかりませんが、見逃し配信のリンクはこちら。Tag1,2,3,4とあります。

いきなりモンスターカフェ?から始まり、ロボットホテル、着ぐるみスクール、相撲ごっこ、芸者体験、ふぐ料亭、花見・・・

長男が「東京の紹介で、コレ?」と首を傾げるテーマが、日本人的には別の意味で楽しめました(^o^;)。まぁそもそもドイツのテレビで見かける日本は色物が多いからね。もちろん目新しくなければ番組にならないけど、こういう報道だけ見ていたら、日本まるごとものすご~くヘンな国だと思うよなぁ。


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by penguinophile | 2018-04-11 18:51 | 徒然 | Trackback | Comments(0)