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Durchgangarzt

娘が体育の授業で着地に失敗し、びっこをひいて帰宅した。「左脚を動かすと付け根が痛い。体育の先生にお医者さんに行けと言われた。」と訴える。日本ならとりあえず保険証を持って近くの医者に駆け込むところだが、ドイツでいきなり医者に行っても、「うちは新規患者は受け付けてない」だの「新患の予約は6ヶ月先」だの、けんもほろろの扱いを受けるが関の山。しかたなく娘が赤ちゃんの頃にかかった事がある(→新患扱いにならない可能性がある)整形外科に電話したところ、「学校で起きた事故なら、ウチじゃなくて病院かDurchgangarztに行かないとダメ。」と言われてしまった。

「Durchgang=(比較的狭い)通路、通り抜け + Arzt=医師」とはいったい何ぞや???とGoogle様にお伺いを立てたところ、どうやら労災の場合は、かかりつけ医ではなくDurchgangarztに行くものらしい。必要なら専門医への橋渡しをする役目だからDurchgangなのかな。そういえば先月、次男のクラスメートが学校の休み時間に、玄関のガラスドアに突入して見事にぶち破った際、連絡を受けた親は「保険料の元が取れた」と言ってのけたらしいが、彼もDurchgangarztに行ったのだろうか。インターネットで検索したところ、自宅から比較的行きやすい場所にDurchgangarztらしき整形外科があったので、電話で事情を話したところ、「かなり待ってもらう事になるけど、今から来て」と言われた。2時間半も待った(間に、芳しくない成績だった英語テストをみっちり解き直させた)が、なんとか当日中に診察してもらえた。問診、触診、レントゲン、超音波。(悪役っぽい顔(←超失礼)だけど実は親切な)先生が「大丈夫そうだけど、MRI(ドイツ語ではMRT=Magnetresonanztomographie←長い)に送るべきか…」と悩んでいたので、「とりあえず大丈夫そうなら、経過観察じゃいかんですか?」といささか強引に引き取る。

症状が改善しなければ週明けにまた受診するように言われたが、木曜日は祝日だったので自宅でおとなしくしていたら、だいぶおさまってきたらしい。金曜日は「社会奉仕活動の日」で、息子達は町でゴミ拾い活動をして、酒瓶やドラッグ用注射器・吸入器を拾ったそうだ(社会の現実を実感する社会奉仕…)。娘は老人ホームに渡すカードをグループで工作すると言って友達の家に行ったが、夕方になって電話してきて「今晩泊まってもいい?」。翌日の夕方にまた電話してきて「あと一晩泊まってもいい?明日は帰るから。」当たり前でしょ、明後日は学校だよ!歯ブラシも着替えも持たずに友人宅に行きそのまま外泊×2って、なんだかずいぶん自由な6年生だなオイ!それを許す親も親だが。ってワタシか!とりあえず元気みたいだから再診の必要がなさそうなのは嬉しいよ!!

# by penguinophile | 2023-06-11 06:11 | 子供 | Comments(0)

STADTRADELN

かなり久しぶりの投稿ですが、お陰様で特に変わりなく、ちゃんと生きてました。あえて変化を挙げるなら、韓ドラの深い沼に片足突っ込んだ事か?(^^;
私達の住んでいる州では、あと2週間ほどで学校の夏休みが始まりますが、夏休みと冬休み前の数週間は、とにかくやたらと行事が多い!うちの子供達のカレンダーも、音楽合宿、聖歌隊合宿、女子聖歌隊15周年記念パーティー、ローマ遺跡見学、ツリートレッキング、アルパカ農場遠足、ペイントボールサバゲー、転校生お別れ会、学年末パーティー、体育祭(と言う名の体力テスト)、コンタクト・ワークショップ(ってナニ?)、コンサート(合唱、オーケストラ、ミュージカル)、社会奉仕プロジェクト、プロジェクトウィーク(ってナニ?)、林業見学、クラス遠足……と予定が目白押し。幼い頃と違って親が関わる行事は少ないのですが、何となく落ち着かない日々です。

そんな中、今年も開催されたのがSTADTRADELN(Stadt=町+Radeln=自転車に乗る)という、自転車利用促進キャンペーンです。元々は二酸化炭素排出削減を目標に掲げたイベントで、学校や事業体単位でエントリーし、自治体が定めた3週間の期間中に、参加者個人が自転車で走った距離を入力して、合計距離を競い合います。三密とは真逆なので、コロナ禍の過去数年も通常通り行えた、数少ないイベントでした。私達が住む町では、今年は飛び石連休が多い5/14-6/3に設定されており、お天気にも恵まれました。我が家の場合、そもそも普段から車をほとんど使わないので二酸化炭素削減にはあまり貢献しませんでしたが、息子達が普段より自転車で走り回る機会になったのは間違いありません。特に次男(8年生)は頻繁に友達と出かけて、一日で50㎞だの70㎞だの平気で走っていました。長男(10年生)はそこまで気合いは入っていませんでしたが、ある週末の朝にお握りを作って「北へ向かう」と言い残して去り、日走行距離98.5㎞をたたき出しました。二人とも我が子とは思えない逞しさ…。それに比べると超ヘタレな母ちゃんですが、次男・娘と約20㎞のコースは走りました。
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冬のドイツはいつまで経っても好きになれませんが、初夏はホントにいい季節だなぁと思います。自然の成長が素晴らし過ぎて、庭が雑草と毛虫の勢いに負けている気もしますが。

# by penguinophile | 2023-06-06 07:05 | 徒然 | Comments(0)

ONIGIRI, JAPAN STYLE BOWL

近所の少し大きめのスーパーで見つけたONIGIRI。
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具は鮭と枝豆(!)らしい。ハングル文字やSUSHI表示は何か違うけど、ONIGIRIが市民権を得ている?のを見るのは少し嬉しい。もっとも以前に食べたONIGIRIは「いったん冷凍した後で冷蔵保存されたご飯」感が強かったので、お金を出して買う気はしない。2.69ユーロ(約384円)という価格にも納得がいかない。

「おにぎりは海外でも大人気だから、持ち寄りパーティーで喜ばれる」という説がある。私はこれを真に受けて、子供の学校のイベントでおにぎりを持参したところ、後でほぼ丸ごとゴミ箱に捨てられているのを発見した。結構ショックだった&材料(イタリア産コシヒカリ、日本産海苔)がもったいないから、もう二度とやりたくない。まともな寿司屋やラーメン屋がある都会はどうだか知らないが、食も保守的な田舎では、「地元のスーパーで普通に手に入る食材で作る、チョットだけアジア風な食べ物」を提供する程度が、ちょうどいいのだと思う。
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お粥にしか見えないベタベタご飯。わかめサラダと枝豆は不味くはなさそう。原材料をチェックし損ねたけど、薄緑色と茶色っぽいクリームはいったい何だろう。魚マークがあるからツナかも。3.99ユーロ(569円)。この商品は結構前からあるから、定期的に買う意識高い系?の人がいるのだろう。日本の丼物とは程遠いこの代物をJAPAN STYLE BOWLと呼ぶのはマジでやめて欲しい。
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このスーパーに行ったのは、このオランダ産緑豆もやし(Mungobohnensprossen)を買うため。1.29ユーロ(約184円)。アジアスーパーの方が安い。
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別のスーパーで買った、スペイン産青梗菜(Pak Choi)。大きいのが2つで1.49ユーロ(約213円)。以前はアジアスーパーにしか置いてなかったけど、最近は一般のスーパーでもたまに見かけるようになり嬉しい。

日本で撮った写真をドイツ人に見せたら、食事を大いに羨ましがられたが、嵯峨野の湯豆腐定食は「私はTOFUは嫌い」と一蹴された。一度騙されたと思って日本の豆腐を食べてから、好き嫌いを決めて欲しいなぁ。ドイツのSUSHIやTOFUは、日本の寿司や豆腐とは全く別物だから。

物価高は相変わらずで、ウクライナ戦争前の価格を下手に覚えているだけに、値札を見るたびにいちいちツライ。上記のもやしや青梗菜の価格はほぼ据え置きだが、胡瓜やパプリカは2〜3倍に跳ね上がっている。以前ならカート一杯30ユーロ台で済んだ買物が50ユーロ以上かかり、会計で再度びびる。
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ついでに次男の本日の弁当(間食用)もおにぎりだった。海苔はパリパリ派なので別途持参。「弁当作りなどどうせ三日坊主に終わるだろう」と生温かい目で見守っていたら、パンよりご飯の方が美味しい上に腹持ちも良い事に気付いたらしく、ほぼ毎日作り続けている。どうも野菜が不足しがちなので、野菜の常備菜を多めに作ってサポートするべきか。
最近の次男は、食器を食洗機から棚に片付けたり、食料品を買物袋から冷蔵庫にしまったりといった「名もなき家事」を、自主的にサッとやってくれる。もしこのままいけば、成人する頃には「いつでもお婿に行ける」ようになっているかもしれない。


# by penguinophile | 2023-02-24 02:46 | 言葉、亜細亜 | Comments(0)

日本でお出かけ

半年間の日本滞在中、週末等に精力的に遊んだ記録。
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2022/7/26 新宿住友三角ビルストリートピアノ
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7/28 海水浴
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8/7 小諸動物園・懐古園(生P生モル)
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8/11 池の平湿原
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8/19 ツリートレッキング
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8/20 八ヶ岳
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9/8 品川アクアパーク(生P)
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9/18 東京ドーム(巨人vs横浜DeNA戦)
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10/2 浅草
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10/8-10 箱根
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10/14 外国人のための能楽鑑賞教室
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10/30 江の島
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11/19-20 日光
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11/26 葛西臨海水族園(生P)
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12/3 三鷹の森ジブリ美術館、井の頭公園
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12/4 川越
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12/11 「すずめの戸締り」、都庁ストリートピアノ
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12/18 アイリッシュダンスChristmas Céilí
(さようなら中野サンプラザ)
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12/25-30 京都・奈良
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2023/1/6 人生初スキー(親は20年以上ぶり)
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1/11 東京スカイツリー、相撲観戦
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さすがにこれだけ遊べば「日本楽しい!」ってなるよなぁ(まぁ狙い通り)。今は暗くて寒い場所で、トイレをバケツで流しつつ(まだ直らない)、地味に生きております。ドイツに戻ってからずーっとお天気が悪かったんですが、やっと!お天道様が顔を出してくれて嬉しい。長男(10年生)は、某地元企業で2週間の職業実習中ですが、今日は発熱でお休みしちゃいました。


# by penguinophile | 2023-02-07 04:21 | お出かけ | Comments(0)

鬼は内

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節分の恵方巻(と言えるのだろうか)の具は、ねぎツナマヨとサーモンきゅうり。卵焼きは娘が作りました。「あれ?こっちは三角になっちゃった。なんで???」むしろ私が聞きたい。家中の窓を開けて「鬼は外!福は内!」と叫んで炒り豆を撒きましたが、たまたま見た&聞いた人にはかなり謎な行動だろう。そして娘は毎年「あたしの食べられる豆の数が一番少ないのはずるい!」とご立腹なのであった。

年末に奈良の元興寺(がんごうじ)を訪れました。世界遺産の割にはいささか地味(←失礼)なのですが、実は奈良時代の古い瓦が残る日本最古の仏教寺院。
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「元興寺の鬼は良い鬼で『がごぜ』というお寺の守り神です。元興寺では、節分の時『福は内、鬼は内』と言います。」
境内にはいい感じでユルい鬼さん達がいます。
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# by penguinophile | 2023-02-06 19:23 | 徒然 | Comments(0)